人生100年時代、教師を辞めても大丈夫?:GIGAスクール構想導入のころを振り返ってみる
はじめに
「GIGAスクール構想」という言葉を聞いたことはありますか?
教育関係の方だったり
お子さんが学校に通っていらっしゃる方だったら
聞いたことがあるかもしれませんね。
2019年に始まった 「GIGAスクール構想」
ちなみに どのくらいの方がご存じなのでしょうか。
「GIGAスクール構想」が始まった次の年に
教員の認知度が 5割という結果には 驚きますね。
現場にいた感覚でも 5割くらいだったな という印象でした。
なぜ そのような状況だったのかについては
続きを読んでいただければ わかるとおもいます。
いつもの記事に比べると 少し長い記事となっていますが
ぜひ 読んでみてくださいね。
それでは 「GIGAスクール構想」が導入されたころを 振り返ってみます。
GIGAスクール構想って なに?
「GIGAスクール構想」とは 何なのか。
こうした教育は 世界的にみても
日本は遅れているという指摘もありました。
今の時代にあった教育の必要性から 生まれたものでした。
GIGAスクール構想導入のころの現場は?
一人1台のコンピューター整備は
当初の計画では 10年間をかけて行うものでした。
しかし コロナ禍となり ほぼ2年間で 完了しました。
猛スピードでの整備で 現場は騒然とした状況でした。
何をどうすればよいのやら・・・
先生方は いろんなことに 不安感をもっていらっしゃいました。
「どんな コンピューターなの?」
「どんなことができるの?」
「いつ使わせればいいの?」
「どこに置くの?」
「充電は どうするの?」
「こわれたら どうするの?」
「みんな使わなきゃいけないの?」
とても多くの 質問がありました。
当時は 教務主任と情報教育の担当をしていたので
尋ねられることは多かったです。
ただ 前倒しで導入されたため
じゅうぶんに 知らされていない内容も多く
研修などもなかったため
答えられない状況でした。
「何をどうすればよいのやら・・・」と
もどかしい気持ちを抱きながら
日々あきらかになる事実をもとに
整備の計画を立て続ける毎日でした。
整備作業に追われる日々・・・
当時勤務していた学校には 700人の子どもたちがいました。
つまり 700台+α の コンピューターが届くわけです。
届くと
開封 点検 各種シール貼付作業が行われます。
この作業は
自治体からの担当者が行ってくれました。
ただし
どのコンピューターを
何年何組の 誰が使うのかを
事前に準備しておく必要がありました。
なかなか たいへんな作業でした。
しかし そのデータをもとに
先ほどの作業を 担当者の方々が行ってくださいました。
たいへん ありがたいことでした。
整備の準備作業が終わると 各クラスに配付する準備をします。
700台を振り分ける作業は 想像以上にたいへんでした。
各教室への 保管庫の整備も済み 一人1台の整備が終了しました。
初めの一歩は どうするの・・・
一人1台のコンピューターを始める時には
どんなふうに教えればいいのか
当時の 大きな課題でした。
得意な先生もいれば そうでない先生もいます。
使い慣れているコンピューターであれば 教えられるけど
触ったこともないものは 教えられない
使ってみるには 時間がない
どうしたものかと 考えました。
使える人を 少しずつ増やしていく作戦を おもいつきました。
6年生の時間を 担任の先生から1時間借りました。
初期設定の仕方や 基本的な操作方法を学習しました。
6年生のすべてのクラスとの学習を終えるころ
5年生の先生からも 同じ内容で教えて欲しいと依頼がありました。
同じ内容でよければと 実施しました。
一人1台ずつ コンピューターを配付するときの
子どもたちの キラキラ輝く目が とても印象に残っています。
有効に活用しながら 楽しい授業をしていきたいと おもいました。
5,6年生が終われば 学校の3分の1は 使えることになります。
あとは そこから広がります。
1,2年生には 5,6年生が教えてくれました。
3,4年生は クラスの実態に応じて おこないました。
「案ずるより産むが易し」でした。
騒然とした スタートでしたが 貴重な体験でした。
当時の 先生方や子どもたち 関係の皆様に感謝します。
ありがとうございました!
さいごに
「GIGAスクール構想」導入のころを振り返ってみました。
学校や地域によって 整備の方法はさまざまだと おもいます。
それぞれに工夫しながらの 取り組みだったことでしょう。
冒頭にあるように 成果もありますが 課題もあります。
少しずつ課題を解決しながら 有効に活用してほしいと 願っています。
次回は 発症1年目の様子について つぶやいてみようとおもいます。
最後まで読んでくれたあなたへ
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