拝啓 柊さま 〜映画「ムーンライト・シャドウ」のなかで、わたしを捉えた8つのもの〜
拝啓 実りの秋。あなたはどんな食材で料理をしているでしょうか。新米でおにぎり。おいもごはん。きのこのキッシュ。勝手に想いを馳せています。
さて、こんな手紙を受け取ることをお望みではないと思いながらも筆を走らせています。破って捨ててもらって構わない。勝手ですよね。それでも書かずにはいられません。
ロールキャベツをていねいにつくる、あなたの姿を見てしまったら。
一枚ずつはがして、火をとおしたキャベツの葉。あの美しさを見てしまったら。
食べることについてのあなたの考え方にも、うなずくところがありました。
料理で初対面のひとをもてなすのが流儀だから。
食べるところを見るとそのひとのことがわかるから。
さつきが食べたいか、食べたくないかなの。
あとから書き留めたことなので、言葉どおりではないかもしれません。
こういうことを語るあなたに惹かれました。
食べたものもからだの中を流れていく。
近いうちに出ていくもの、しばらく留まるもの。いつかはすべて流れていく。
それでも、わたしたちは食べる。そして、生きる。
あの陽当たりのよさそうな台所に今日もあなたは立っているのでしょうか。
その素晴らしい時間が日々流れますよう心から祈ります。 かしこ
2021年10月5日
柊さま
かじまゆ
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今回の映画鑑賞がすごくよくて、忘れたくなくて。
特に印象に残った8つをノートにまとめました。
題して、「映画「ムーンライト・シャドウ」のなかで、わたしを捉えた8つのもの」
「毎日のちょっとずつでわたしが変わる、社会が変わる」につながるインプットや活動に使わせていただきます!使い道はnoteでお伝えしますね。