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【感想】【雑感】心の鏡、ヒロアカ最新刊、Earthquakeと走馬灯、等

あっという間に今週も金曜日が終わろうとしている。最近の日記で「あっという間」を使い過ぎているくらい時の流れが速い。

今週はイベントが多かった。ワイン→ドライブ・マイ・カー→練習→練習→明日はコンサートに行くという。漫画も江野朱美先生のアフターゴッドを読んだり今週のBLUE GIANT EXPLORERが素晴らしかったり、なかなか内容の濃い1週間だった。

すばらしい新世界も読み進めている。一気にガッと読むのではなく、日常に寄り添うような文体も相まって少しずつ読んでいる。それでも6割方は超えていて、今週末には読み切るだろう。ストーリーの進行と池澤夏樹の思想が交互に書かれている様子が、まるで読み聞かせを受けているような、その場に自分も存在していくような感覚が良い。

この秋は海外ドラマや映画に加えて、時々いまだに横尾忠則の衝撃がやってくる中でさらにドライブ・マイ・カーを目の当たりにしたから密度が濃い。ここにフランス語とイタリア語の曲と男声合唱とか...爆発四散する...備えよう。

心の鏡

とある指揮者の先生から昔々お伺いした、感性は心の鏡という話を思い出す。芸術作品や風景や食事や人との触れ合いなど何か心を動かされるものに出会った際に、誰でも本来は心の中にきらりと光る鏡があって何かを感じていて、何も感じられなければ鏡が曇っている。

だから感性を常に磨いていくことが大切なのとともに、何も感じられない時期があったとしても悲観する必要はない、という大意だった。この話は何年経っても記憶に残っていて思い出すことが今でもある。芸術や感動、誰かと時を過ごす度に自分を磨いてもらえているんだという気持ち。

このような「この人から聞いたこの話」をいつか忘れないように書き出していきたい。まだいくつかあって、さらに忘れているものがあったとしても思い出すような状況になったら自然と湧き上がってくると信じている。

小森先生がWebサイトに掲載されている、佐々木正利先生の"辞めるということ、止めるということ、について"も大切にしている。しかし小森先生の歌声を最近聴けていないな。確かジョブズのスタンフォード大学卒業式に向けた祝辞と同じくらいの時期に出会ってどちらもブクマした。

ヒロアカ最新刊

ヒロアカ最新刊が面白すぎてヤバい!おもしれえぇぇーーー!ぐらいまできている。今月は毎週金曜日がDMM ブックスのポイント特典日なので今日まで待ったが、ほんとに買ってよかった。

連載開始当初は少年の成長物語でいくのかと思いきや、いつの間にか堀越先生はそれで終わらない。理想と現実の葛藤や「悪には悪の美学がある」といったようにヴィラン側も平等に、それぞれの信念で生き抜こうとしている面を描いていっている。

そういった話の筋、ヒーローの陰陽でいえば陰の契機になったと考えられるステイン大先生も再登場の顔見せをしてきた。これは熱い。ステインは味わい深いキャラだよ。あと今回出てきた個性持ち一般女性(恐竜?)も相変わらず趣味全開です。

デクくんがどんどん追い詰められながら危うく成長していってて、スキルが攻撃力と機動力に全振りされてメンタル大丈夫かとなったところでステインの登場となった。登場当時と現在とで、デクくんとステインがどのような対話をするのかとても楽しみだ。

今回も実感した、週刊で追っていくのとはまた違った面白さが単行本のまとめ読みにある。週刊はハラハラドキドキといったら簡易過ぎるがそういう方向性の良さで、まとめ読みはさらに作者の伝えたいことを一度に摂取できる良さといえばいいか。こういう風に感じるとヒロアカも集めたくなってくるのが困る。

またDMMが50-70%オフのキャンペーンあったら買ってしまう気がする。それにしても60億円の損害は圧倒的で、損害が出たということは当然ながら通常通り印税が作家の方々に渡ったんだろうと分かって良かった。

Earthquakeと走馬灯

それにしても昨日の地震は大きかった。最大震度5強、自分が住んでいる地域はそこまでではなかったが、それでも記憶に無いぐらいの数年振りレベルの揺れだろう。

結局なんとか何事もなくやり過ごせて、家具類なども倒れることなく無事に収まった。帰宅途中の電車が止まった方々、本当にお疲れさまでした。ケガや建物に損壊が出てしまった方々もいることを考えると実に危うい瞬間である。

もし実際にこれ以上の震度が発生して周辺ビルやアパートが折れたら100%助からない立地と階数の関係から、走馬灯とはいかないまでも「これ、もしかしたら終わるかも」という動悸があった。

今になっては鮮明に思い出せないけれど、明らかにその瞬間の自分はまだ終わりたくない、終われないと感じていた。毎日できるだけ後悔が無いようにとはしながら、いざその瞬間が訪れるとしたらまだ明らかに達観できない。

今回の地震では幸いにも死者の発生は無かったはずで、なんて言えばよいのか、幸いは適さないか不謹慎だが、臨死に近い感覚を覚えたのは日常で得難い衝撃だった。とにかく地震は圧倒的で何も打つ手が無いことが改めて叩きつけられた心地だ。どうか余震は勘弁、何なら今回が前触れで本震が来るとかは絶対ダメだから本当にお願いします。

その後に友人や家族と連絡を取り合ってみんなの無事が確認されて安心して眠る。夢ではなぜかツリーハウス?のような、骨組みと簡単な壁の二階家にいたら飛び出す絵本が畳まれるようにぺしゃんと潰れる夢をみて、でも無事だった。

寝る前に読んだBLUE GIANT EXPLORERでジェイソンが何度も大技に挑んでは転んでしまって、でもそんな状況だって何度でもチャレンジできる!というエピソードを読んでいたからかな。下記に引用するが絵と合わせて是非漫画で読んでみていただきたい。ありがとうジェイソン。

大丈夫さ。失敗してもいいんだぞ、ダイ。笑いさえすればもう一回、いや...何度だってチャレンジできるんだ。

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