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TOKYO ~ SWISS ~ KICHIJOJI
アレック・ソスを見に、今度は吉祥寺のBook Obscuraへ。
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吉祥寺は子どものころよく連れて行かれた場所で、パステル色の井の頭線に乗るのがいつも楽しみだった。好きすぎて、『人のセックスを笑うな』に出てきた上毛電気鉄道に昔の車両を乗り鉄しに行ったくらい。
…なんだけど、その先の行き先が違ったせいか井の頭公園はまったくもって記憶にない。そんな真夏の井の頭公園を抜けて。暑くて道中の記憶はほぼない。
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ソスの写真集の位置づけみたいなものも一通り見て消化しつつ、「ソスの本棚にある本」として置かれていたホンマタカシさんの『TOKYO』と、長島有里枝さんの『SWISS』を熟読して帰ってきた。買いたいと思う本はいつも非売品(この前スティーブンギル展でほしいと言った本はスティーブンギルの私物って言われた…)
『TOKYO』は構成の絶妙さと、東京という被写体の切り落とし方・距離の取り方に抜群すぎるバランスを感じ、『SWISS』については写真もさることながら、子どもとの関係性も含めた文章のほうにぐいぐい引き込まれた。後者は自分も今悩むところだけに、読み込む熱量も上がる。
家において熟読したいけど、手元に置いた写真集って意外と手に取る機会が多くはないのはなんでなんだろう。
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