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はじめてのフィルムさんぽ(フィルムさんぽは第84回)

野毛、楽しい。(*1)
2年前くらいからいつか参加したいと思っていたフィルムさんぽに、念願かなって参加してきた。

予定が合って行けたのはゲストありのポートレート回。ポートレートなんて撮れないけど、スケジュールが許すのがこの日程なのだからええいままよである。

とりあえず撮って出し

町スナップ中心なのでこういうのの方が捗る
ポートレートというか、単に遠くから撮っている
都橋の飲み屋街は雨
ほぼ作ってもらった構図で撮るの巻
普段いちばん撮り慣れてるパターン

この日の装備

  • メイン: Konica Autorex P + AR Hexanon 57mm F1.4 + Kodak Pro Image 100

  • サブ: Fuji Workrecord + Kodak Ultramax 400

寄って撮れる気がしないので、手持ちの中では一番長い57mmを。
脆いハートは焦点距離が埋めてくれるはず。(*2)

Workrecordの方は撮り終わらなくて当日現像に回せなかった。うまくフィルムが噛んでいなかったよう気配で、慣れない全自動カメラを持ってきたのが裏目に出たかも。
なお、フィルムを1本撮る縛りがイベントとしてはあるけど、サブはそもそもデジ機でも良いみたい。そうなのか。

フィルムさんぽどうだった?

3時間ほど歩き回って撮って、その日のうちに現像・データ化・プリントしてもらえて(しかもプリントがすごく良い)、さらに講評がやれるという凝縮感はすごく良い。人数が多いから全員の講評というのはなかなかハードだけど、そこはうまいこと仕組みを作ってスピーディに楽しくこなしてる感じ。

同じところを歩いたはずなのに見たことない写真でハッとさせられたり、見たけどこんな風に撮ろうとは思わなかったみたいな写真と出会える良さがある。さらにはフィルムさんぽならでは、フィルムによる仕上がりの大きな違いを見るのもこれまた楽しい。

今回は天候が曇り〜雨だったこともあり、野毛の雰囲気とあいまってLomochrome Metropolisを使った数名の写真が強烈なインパクトを残した。これも比べて見られたからこそその威力がより際立った気がする。

ポートレートどうよ

家族ももっと上手に撮りたいし、ポートレートかじっても良いはずと自分に言い聞かせて参加した今回。ポートレートらしい写真が撮れたかは甚だなぞで、スナップの延長で人を撮った感じしかしない。

ポートレートに慣れてる参加者の人は、ポージング・小物や街のものとの組み合わせなどの引き出しが抜群に多かった。モデルさんとのコミュニケーションどうこう以前に、自分の中からシチュエーションが何も出てこない。ゲストの高橋伸哉さんは、写真よりも映画からイマジネーションを貰ってると言っていた。3−5枚セットの組写真のストーリーがパッと出てくる場面が何度かあったけど、映画インスパイアなところも大きいのかな。

あとは、表情や身体のライン見る精度。「ちょっと肩を下げて(上げて)」といった場合に姿勢がどう変化するか、それで身体のラインがどう変わって見えるか。顔のちょっとした角度でエラが隠れるか。みたいなところがほぼ考えずにこれがサクサクできるので、上乗せの色んなものが捗るんだろうな、とか思いながら途中から撮る側じゃなくて見る側になっていた。


ポートレート回の次回挑戦があるかは分からないけど、フィルムさんぽはまた参加したいし久々に撮り歩きたい欲がしっかり湧いてきた。メトロポリス撮るぞー。

終わりに、モデルの白川うみさん、ゲストの高橋伸哉さん、カメスズさん、主催のアーバンさんと参加者の皆さんありがとうございました!


*1: なお後から、2階を撮るのは要注意な場合があって、窓がガラッと開いたらみんなのところまで一目散に逃げると良いと某参加者さんに教えてもらった
*2: 焦点距離と明るさで稼いでも、結局焦って手ブレを連発したので効果があったかは微妙。手慣れたHi-matic SDというのも案外おもしろかったかもしれない

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