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「こどもの一生」を観覧しました!


中島らもさんの「こどもの一生」の舞台を観に行きました!

お目当ては主役の子でしたが、
元々演劇を観るのが好きだったことや、
ホラー好きだったので、
コメディホラーの舞台と聞いてドキドキでした。

昔からやっている舞台というのは調べて分かっていましたが、
あらすじの前情報をほとんど入れない状態で観に行きました。

コメディ&ホラーだったので、もちろん笑いもあり。
現代風にリメイクされているのもあり、

ここは「現代風」で、
きっとここは前から変えていないんだろうなという部分も
なんとなく感じ取れた。

若い人にも昭和の人にもわかるキーワードはいくつも並べられていて
そこが笑いのもとになっているのが本当に面白かった。

そして、言葉の使い方や、
こどもながらのじゃれあいや言い争いと
大人の言い回しや圧力のある言葉の混ぜ方が
絶妙に面白さを作り出していたように思えた。

心の病を抱えている人を「こども化」するという異様な
空気がどんどん不思議と違和感なくなり、
大人だったんだよな、というのを時々
観客である私たちが思い出させられる瞬間があって
世界観に引き込まれていたんだと感じた。

ホラーな部分は、
音楽や照明、舞台装置の動き、映像、ダンサー組み合わせによって
多様に表現されていて、場面の切り替わりがスムーズだったので、
とても見やすかった。

そして、後半にあるグロテスクな部分は、
個人的に最高によく言えば、
ホラー映画の撮影を目の前で見ている気分になれて、
小道具感がわかる「サスペリア」を観ているような感じが
ものすごくよかった。


そして、松島聡という存在を
この目に焼き付けることができた!
かっこよかった!!!


原作の小説をちゃんと読もうと思った。

そしてもう一度見たい。