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俺のPTA観察日記 寄り道「実費負担」

Twitterで何度も目にする記念品の実費負担問題。あまりにも論理破綻しているので、一旦まとめておく。

会員は会費を払っていて既に負担しているのだから、非会員も同額を負担すべき?

会員は既に払っている会費の中から実費が支払われているのだから非会員は実費を負担すべきと言うが、その実費とは?
6歳差の兄弟で小学校6年間を過ごせば合計12年の会費で2個の記念品。双子なら6年の会費で2個の記念品。
大半のPTAでは世帯単位での会費か、子どもの数に緩やかに連動した会費(子ども2人なら1.5倍とか)なので、双子世帯(双子に限らず年子でも2歳差でも)の負担額は実費になっていないのでは?
非会員から実費を徴収するなら、会員からも差分徴収するのが筋では?

T会員は記念品をもらわないので会費を返すべき

上の続きで、記念品をもらう非会員世帯が実費請求されるなら記念品をもらわない人に実費請求するのはおかしい。そうなるとT会費には実費分の返金をするのが筋では?

記念品を希望しない会員世帯にも返すべき

記念品をもらわない会員に返金するなら、P会員でも記念品か実費分の返金どちらかを希望できるのが筋では?

PTA主催行事(会員向け)の参加費は?

例えばバスツアーだとして、会員は無料で非会員は実費負担というのはアリだと思うし、会員向けなので非会員は参加できないというのもアリだと思う。実際は、参加しない会員が多く、その人たちはツアー料金が無料なのを快く思っていないだろうから受益者負担がベスト。

PTA主催行事(児童・生徒向け)の参加費は?

同じくバスツアーだとして、児童・生徒は直接の会員ではないので非会員世帯の子どもの参加を拒否してはいけない。全員配布の記念品と違って会員世帯の子どもでも参加しないケースが想定されるので、会費からの支出はほぼゼロで参加者が実費負担するのがベスト。

もう一度、記念品を考える

受益者負担の行事が企画され、参加するかどうか自主的に決められるのであれば問題は特に感じない。一方で、慣例やら過半数可決やらで欲しくもない記念品が配布され、その購入費用の出所を辿れば自分の財布だというのは納得しがたい人も多いはず。
子どもが喜んでいるならまだしも、卒業式のコサージュって嬉しい?紅白まんじゅうって嬉しい?

そもそもPTAにおける記念品の存在なんてちっぽけなものであるべきで、そんなちっぽけなことでアレコレもめることがおかしい。

記念品なんてやめてしまえ

予算が微妙に余るくらいの話ならちょっとした物を買うのも良いかもしれないが、そこそこ余るなら会費を減額すべき。
記念品のための予算を計上するなんて本末転倒。


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