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俺のPTA観察日記 7

9月になり文化委員の最初で最後の活動が始まった。2人で終わらせることができる内容をいかに20人以上のお手伝い係に割り振るか。どうやって指示して、どうやって確認するか。

考える方が面倒なので2人でやっちゃいますかという提案は、もう1人からも了承を得られたのに委員長からNG出されたので没。

結局、細かいことはインターネット上に書いていつでも見れるようにして、そのURLとQRコードと概要説明だけのプリントを配布することにした。

プリント配布から1ヶ月後の締め切りまでに好きなタイミングでやってもらって、写真を添付した完了報告メールを出してください。

たったそれだけのことのために、インターネット上に書類準備して、メールアカウント作って、プリント作って、毎週末メールチェックして内容まとめて、期限が近づいたのに報告がなかなか来ないことにやきもきして、、、その時間があれば充分2人で終わらせられたと思う。

昨年の広報委員に続きPTAに関わるほどに、目的を見失った非効率的な活動と運営方針に腹が立つ。

さらに、もう1人の子どもの方で広報委員のお手伝い係になっていたのだが、完成した広報誌を地域の方へお届けするという活動が同時期に発生し、郵送で良くないか?留守ならポスト投函OKってルールだし、という思いも沸き上がってくる。

しかし、喉元過ぎれば暑さ忘れるのである。委員を1年やって終われば後は適当に過ごしていけるのである。だから、誰も何も変えようとしない。変えるの大変だし、自分のメリットほとんどないし。

そして、毎年同じような犠牲者が日本中で量産されるのである。ブラックPTAはそんなに多くないかもしれないが、ほとんどがグレーPTAに違いない。ほぼ母親だけで構成された和を重んじるPTAを変えるのは父親の役割なのかもしれない。

そこまで一瞬沸き上がった気持ちも11月の寒さで冷えていった。このまま冷え切ってしまうはずの気持ちは、指名委員の活動開始により再び火を点けられたのだった。


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