私には、「チェリまほ」より、このドラマが必要でした。

コロナの収束が見えず、働いても働いても、先行きが見通せない状況で、残業で深夜になること、上司の心ない言葉、指導という名のパワハラ、どんどん心が荒んで、体も疲れ、気持ちも病んでいました。コロナの中では新たな出会いを求めたり、ワンナイトもリスクが大きく、息を抜けない状況が続いています。

今の私には、ファンタジーのようなチェリまほの世界は眩しすぎて、二人の仲が進展するのを微笑ましく思いながらも、以前ほど、楽しんで見れなくなっていたのは確かでした。

そんな中、帰宅してテレビをつけて、たまたま目に入ったのが、テレビ東京の深夜で放送れている「38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記」でした。

山口紗弥加さん演じる38歳の主人公チアキはバツイチで男性経験ほぼ前の夫という女性。そんな彼女は、友人にたまたま勧められてマッチングアプリを始めます。アプリを通じて、たくさんの年下の男子との出会いを通じて、彼女は青春を謳歌します。体の関係を目的とする「ヤリモク」の男性ともたくさん会いながらも、彼女はジェネレーションギャップを感じつつ、様々な出会いを経験します。

いろいろとツライ時って、何かに依存したり、どこかに逃げたり、そういうことってあるし、マッチングアプリにどんどんのめりこんでいく感覚は分かる気がします。

私も、遅咲きのデビューで、30代後半、ゲイのマッチングアプリで、いろいろな人とワンナイトを繰り返したこともありました。アジアのいろいろな人や学生とも楽しい思いもしたなぁ。おかしな人も結構いたなぁ。

だから、この話が実話だと聞いてもそこまで驚きはしなかったです。

先週の5話では、彼女は親友を亡くしてしまい、失意のどん底に落ちます。地方都市に越した友人の自死をマンションの貼り紙や関係者の話で確認して、バス停で寂寥感で座り込む姿は本当に痛々しかったです。マッチングアプリをやっていて、友人のSOSに気付けなかったと、彼女は自分で自分を責めます。職場などに病んでいた自分は、始めて見たドラマなのにとても引き込まれました。

5話を見て、最初から見返したくてparaviに登録をして、先行配信していた最終回を見てしまいました。4話までは、ユーモアもあるし、ポップな感じだったので、5話と6話の落差は大きかったでした。

最終回を見て、悲しみは悲しみとして逃げずに向き合うことが結果的には、傷の治りを早めるようなそんな感じをしました。チアキと一緒にたくさん泣いたけど、少し元気になった彼女も見れてよかったと思います。また、近くにいてくれる友人の大切さも感じました。

ユーモア、ポップさ、オシャレさ、そして、都会で生きていくしんどさ、悲しさ、孤独、様々な要素が詰まったドラマでした。

ツライ時、優しい言葉よりも、私には、こういう現実の厳しさを見せてくれた、このドラマに、前に進む少しの勇気をもらえた気がします。

最終回、テレビでもまた見返そうと思います。12月23日0時58分からテレビ東京です。


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