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46歳♂ぐだぐだ転職記12|Wiki基準

これまでの面接で何度か言われたこと。

「丁さん(私)ってWikipediaの項目まである方なんですね!」

自分の名前で検索すると、たしかに脚本家としてWikipediaの項目が見つかる。私のことを気にかけてくださっているどなたかが、何年も前に作った項目だ。

履歴書や職務経歴書にも、特に業界的に重みのある受賞歴は書いてある。もちろん、業界の人でないとその賞の価値や性質はわからないだろうが「脚本の分野でもそれなりに頑張って評価も得ています(ぷらぷらしていたわけじゃありません)」くらいのことが伝わればと思って記載しているだけで、それがそのまま選考での評価につながるとは思っていない。

それでも、面接を受けていると書類を見ながら「受賞歴もあって本格的に脚本家として活動していらっしゃっるんですね。それで、なぜ転職を?」という話になる場面はある。

Wiki> 受賞歴

ところが、何社か面接を受けていると受賞歴には触れず「丁さんってWikipediaの項目まであるんですよね! それで、なぜ転職を?」という話題になる場合が何度かあったのだ。もちろん履歴書や職務経歴書に「Wikipediaに項目がある」と書いたりはしていない。面接官が事前に私の名前を検索した結果、Wikiの記述が上の方に出てきたというわけ。

自分のWikiの項目には、作品リストや受賞歴などが書かれているのだが、「よくわからないナントカ賞を受賞している私」よりも「いつも使っているWikipediaに項目がある私」の方が興味を持ってもらえる場合があるとは、夢にも思わなかった。

私の周囲には舞台関係者が溢れているので「知り合いを検索したらWikiが見つかる」のはごく当たり前の現象だったのだが、たしかに一般企業の知り合いを検索してもWiki項目が見つかる人はかなり例外的だ。会社だって、Wikiに載っていない企業は多数あるだろう。

Wikiに自分自身の項目を立てたり編集したりすることはできないはずだが、受賞歴や、公表できる仕事の業績がある人は、友人知人に頼んで項目を立ててもらってもいいのかもしれない。

人前で何かをする仕事や人前に何かを出す仕事をしてきた人限定にはなってしまうが、賞歴を増やすのに比べればハードルははるかに低いアピール要素になる。

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