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母が作るリメイク子供服がエモい

裁縫が好きな母が、気まぐれに私が昔着てた服をリメイクして娘の服を作ってくれます。
昔の服と言いましても10代くらいまでの服はほぼ処分しちゃってるので、ある程度大人になってから買って今物置に寝かされてるような服なんですね。時期でいうとちょうど10~15年くらい前に買ったような服です。

これがなかなかたまりません。
Y2Kブームの中だから、2010年ごろの服がよりエモい。
しかも本当に不意なタイミングで作ってくれるので、毎度毎度エモくて大変です。

Greed Internationalのカットワークレーストップスのリメイクトップス

裾、袖をカットして襟にゴムを詰めたそうです。

Greedは2000年代の人気ショップblondyから派生したブランドで、これはまだGreedが出たての頃に買った服です。
私が着ていた時は裾が処理されていましたが、カットワークレースだったからお手軽に切りっぱなしでスカラップ風に仕上げたということです。私スカラップ大好きなんで嬉しいです。可愛い~!

いやしかしblondy、なんとエモい響きでしょうか。
初めてbaundyを見た時、blondyと読み間違えたアラフォー女性はきっと私だけじゃないはず。
blondyとかcherとか、ギャルやエビちゃんOLのようなわかりやすい名称は付いてないけど、確実にあった平成ファッション史の一時代。梨花が着てそうな服と言うと伝わりやすいだろうか。
私も当時Blondyやcherすごく憧れていました。ただリアルタイムだった20歳前後は太り気味でサイズ的に着られないものが多く…。Greedが出たくらいからようやく標準体型になって着られるようになったんで、よくお店を覗いてました。懐かしい。

khajuのネコ柄ブラウスのリメイクチュニック

私の半袖ブラウスが、少し詰めたらそのまま子どもの五分袖チュニックのサイズ感になったようです

khajuは、2010年前後からSHIPSが展開していた、本家SHIPSよりもちょっとオシャレ感度高めのラインです。今はもうブランド終了してしまったようですね。
オリジナリティある凝ったデザインの服が多かったです。SHIPSの服は生地とか縫製とかしっかりしてるので、そこにデザイン性が乗ってきたkhajuの服は好きでよくチェックしていました。最後の方はコンセプト変わったのか、ややプチプラ服っぽい雰囲気になっちゃってたな…。いかにも小ロットっぽいデザインの服だったので、SHIPSほど会社規模が大きいとなかなかビジネスとしては難しかったんじゃないかなと想像してます。

このブラウスのテキスタイルもとっても可愛いですよね。ネコモチーフが爆発的に流行したのは2010年代半ばですかね、今となってはもはや定着してる感もありますが、これを買った2010年代初頭にはまだオシャレ感のあるネコチーフって希少だったんです。ほっこりしたデザインのものがほとんどでした。という時代背景を考えてもこの服はオリジナルのテキスタイルなんじゃないかなと思います。

いや~khajuでこんなに語ってしまうとは。アラサーの頃なんで別にそんな昔ってほどでもないんですが!というか私は30前後でネコ柄着てたんかいなって感じです。子供に譲る道が出来てよかったです。しかも子供にも扱いやすい大きめのボタンで娘は気に入ってボタンを付けはずししてます。

BABYLONEのクローバー柄トップスのリメイクワンピース

こんな写真しか無かったけど着せて撮る手間を省きました

BABYLONE、20代前半の頃好きでよく買ってました。最近はお店に行ってないのであまり様子が分からないですが、この服を買った2000年代後半はこれまたオリジナルテキスタイル物が多く、それがことごとく好みで月に一回バイトの給料が入ったら一枚買う、みたいな感じでやってました。またその当時はフリーサイズのデザインの服が多かったのも印象深いです。普通体型と同じようにオシャレが楽しめるショップは貴重で有難かったです。
2000年代ってクローバーモチーフのデザイン多かった気がします。フォリフォリとか。フォ、フォリフォリ…?何気なく出してしまったがなんと懐かしいキーワードか…。
これ以外にもBABYLONEのオリジナルでアジサイ柄のワンピースとか持ってました。そっちは糸がつれちゃったから処分しちゃったんですが、すごくお気に入りでした。

LA VIE A DEUXのキャミソールリメイクキャミワンピ

ややサイズ調整が甘いですが何となくキャミワンピ風。クマのボタンを足したのがポイントのようです

LA VIE A DEUXは下着ブランドですね。インポートぽい雰囲気のおしゃれな下着がお手頃な価格で買えるので好きでした!
こちらも全然現役のブランドなのでブランド自体にはエモさがあるわけじゃないのですが、私もかつてこういう可愛い下着を買っていた頃があったんだなあ〜というエモさですね。多分買ったのは大学生の頃です。アラフォーのインナーはユニクロがデフォですよね。思い出してちょっとLA VIE A DEUX欲しくなってしまった…。
さて、このキャミは無駄に同柄のペチコートとお揃いで買ったんです。あまりキャミを着る習慣の無かった若き日の私は結局揃いで使うタイミングもよくわからずあまり着ることはありませんました。ペチコートは普通にスカートの下に活躍しました。と言うか今も現役です。いい耐久性してるな…
まさか娘のキャミワンピになって隠れリンクコーデをする日が来るとは。

テキスタイルの可愛い服、耐久性のある服にはこんな副産物もあるのかあと思います。それもこれも全て母のおかげなんですが。
むしろ、こんな未来が待ってたのなら捨てなきゃよかったなあという服も色々あるような。私にも裁縫の才能があればサステナブルだったな。娘には運針の授業がある女子校でも行かせたいです。

余談

槇村さとるさんの「リアルクローズ」という百貨店の婦人服部門で働く女性の漫画を最近読了したんですが、こちらもちょうど2010年前後の時代の作品で当時の流行ファッションがバッチリ出てきて楽しいます。マンガ自体も時代背景を捉えてるから今の時代と比較しながら読んでも面白いです。

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