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『ガメラ2 レギオン襲来』

おそらく15年以上ぶりに見ました。ほとんど記憶にはないのでかなり新鮮な気持ちで劇場に行きました。ドルビーシネマということもあったと思いますが、劇場がパンパンで驚きました。客層は自分よりも上の男性ばかり。”わかってる”ファンばかりなのがビンビンに伝わってきました。

映画のエンドロール後に拍手が起きるのを初めて目にしましたが、それもわかるくらいの圧倒的なクオリティでした。

とにかく重厚な特撮描写とサスペンス

怪獣の造形、ミニチュアセット、物語、謎解き要素、バトルシーン、自衛隊の描き方など、どこをとっても最高な特撮映画だったと思います。平成ガメラシリーズが日本特撮の到達点と言われるのも納得。

日常シーンから当時の流行が見れるのも特撮の良さだと思うんですが、それが入る隙間のないほど特撮シーンが詰め込まれていて休む暇がないほどでした。

本当にリアルなミニチュアセットは何度でももっとじっくり見たいと思った。札幌の街並みを当時の感覚で見れないのは残念でもありました。

ソルジャーレギオンは着ぐるみなのでそれなりのチープさはあるのですが、ギリギリまで全貌がわからなかったり、かなり工夫されているなと思った。

ソルジャーレギオンに地下鉄の乗客が襲われるところは幼心にかなり印象に残っているシーン。

物語の構成はかなり『GODZILLA ゴジラ』に似ていると思った。怪獣映画的に王道ではあると思いますが少なからず影響はあったのかなぁ。米軍と自衛隊でテイストはかなり違うので面白い。


水野美紀が綺麗

水野美紀の透明感が衝撃で、今でいう広瀬すずのような印象でした。4K映像でも綺麗ってことは本当に美人なんだろうな。前髪がスカスカだったのも驚いた。流行が一周するというのを実感。

他にも若かりし頃の養老孟子先生が解剖学者役で出演していたり、キャスティングだけでもかなり面白かったです。リアルタイムで見ていた少年ではなくおじさんのような目線になっていることを感じます笑

まとめ

『ガメラ3 邪神(イリス)覚醒』もドルビー上映が決定しているので非常に楽しみです。

映画秘宝4月号では表紙に大きくガメラが載っていて、スタッフ陣のインタビューはすごく興味深かった。

そういえば『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のスタッフロールに特殊美術の三池敏夫さんの名前を見つけました。通りでパリの街が細かくリアルなわけだなぁ


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