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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

ついに『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』までたどり着きました。かなり初期から登場したインフィニティ・ストーンの伏線をようやく回収。『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』以来に姿を見てかなり様子が変わった人物もいて驚きと興奮の連続でした。


安定のルッソ兄弟

監督は『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』でも監督を務めたアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ。アクションシーンの迫力と物語のまとめ方が芸術的でした。

アベンジャーズシリーズは、アベンジャーズが一度散り散りになって再結集するというお約束の流れがあります。これまでの集大成となる今作はそれに加えて満たさなければいけない条件がたくさんありました。

①新キャラ サノスの登場

②宇宙勢(ガーディアンズ、ソー一行)の合流

③地球で散り散りになったメンバーを集める

たった6人だった1作目のアベンジャーズとは比較にならないくらい大変です。ここからさらに6つのインフィニティストーンも関連した話になるので2作にわたるボリュームになるのも仕方ない。

順番にキャラクターを登場させ、シーンを行ったり来たりしながら物語を進め、飽きさせないというだけですごいと思いました。久しぶりに登場したキャラたちはビジュアルが変わっていたり、新しい武器を手にしていたり、正直細かく見たい部分もありましたがそこに触れない代わりにかなりスピード感がありました。

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全体的にシリアスな雰囲気だったためガーディアンズ中心に物語が進んでいたのもよかったですね。ジョークで雰囲気をやわらげたり(スタークのジョークは時々笑えない)物語の軸になったりと、かなり役割が大きかったです。音楽だけで一気にガーディアンズの雰囲気を感じるのもすごい。

大規模なアクション

アクションとCGの規模はこれまでの比ではありませんでした。アクションに関しては細かく見るとそこまで手が込んだことはしていなかったように感じましたが、カット数が莫大でした。ワカンダの草原での戦闘シーンは『ブラックパンサー』を超える大人数vs大人数のアクションで迫力がすごい。

惑星タイタンでのサノスとアイアンマンの一騎打ちでは、剣やハンマーなどの見たこともない近接武器をもはや質量無視で作りまくるアイアンマンに興奮しました。『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』では武骨なアクションが良かったですが、派手さに振り切ったアクションも面白かったです。

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まとめ

冒頭からアクションシーンの応酬に圧倒されました。『ウルトロン』と比べると物語が単純な代わりに疾走感とクライマックスへの盛り上げ方はさすがでした。

サノスがかなり表情豊かだったのには驚きました。サノスは”最強最悪の敵”というイメージだったのですが、実際には娘の死で涙を流したり、内面が描かれていたりと、かなり印象と違いました。ワンダとヴィジョンとサノスの物語と言っても過言ではないような…

アベンジャーズ初期メンバーが全員生き残っているのはわくわくしますが、どう終わるのか想像もつきません。エンドゲームが楽しみです。

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