見出し画像

#14 思い込みの力

臨床的に感じる思い込みの力

普段、リハビリを行う中で患者さんの『思い込む力』を引き出すことも大切だと感じます。
早く治ると信じている患者さんは、本当に治りが早いっ!って臨床的にも肌感覚で感じます。そこからポジティブに願う、祈ると言うのは効果的だなぁと思います。(なんて宗教的な…)

ファイザー社からの報告

こういう宗教的な話ですが、医学的なところでもちゃんと証明されていたりします。
最近の話で言うと、ファイザー社が出したコロナワクチンの副反応に関しての報告。これによるとファイザー社製ワクチンと偽薬(生理食塩水)を比べたようです。生理食塩水を打った人でも、38度以上の発熱は0.9%、倦怠感33.4%、頭痛33.7%の副反応が出たと言います。

画像1

(引用:米ファイザー社 FACT SHEET FOR HEALTHCARE PROVIDERS ADMINISTERING VACCINE) 
すごくないですか!?この副反応。生理食塩水なので、身体に害はありません。
これは、副反応が出るという思い込みによって出るのだと考えられており、ノシーボ効果と呼ばれます。
まさに、思い込みがそのまま身体の不調に表れることを指していると考えられます。

脳の思い込みは計り知れません。これを味方につけない手はありません。

エミール•クーエの法則

このヒトの思い込みを実験した人がいます。
それが、エミール•クーエ(心理学者/薬剤師)です。1日ごとに『私はあらゆる面で体調が良くなります』と朝晩20回、繰り返すことで自己暗示にかけられ、病気に効果的だといいます。

現にがん患者に、自分の白血球が自分のがんを攻撃している様子を毎日一定時間イメージさせると言う療法があり、これによってがんの進行スピードが緩やかになったり、縮小したりすることもあるようです。

まとめ

たしかに、人にはもともと自然治癒力が存在します。リハビリテーション大学時代にも、勉強会でも、自然治癒力を阻害しないためのリハビリを学びます。
病気が治ると思い込む以外にも、自分にはできる!上手くいくと信じることは、脳を最大限に生かす方法だと思いました。

※病気を見て見ぬふりをして、放置はだめですよ!

参考文献
米ファイザー社 FACT SHEET FOR HEALTHCARE PROVIDERS ADMINISTERING VACCINE https://www.fda.gov/media/144413/download


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?