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グラツーよりもリアル!なレース参戦しました(1/32FORD RS200ですけど)

おそらくフォードと名のつくクルマののなかで最も魅力的なスタイリングを持つのがこのRS200ではないかと思っている。

600馬力のモンスターはWRCのグループBの最後のシーズンに姿を見せたものの活躍の時期は短く、台数も限られたものになってしまった。てっきりフォード・シエラの特別バージョンとばかり思っていたのが、ギアにスタイリングを依頼したオンリーワンのラリースペシャルだったということを初めて知った。

羽田第3ターミナル内博品館で見つけたスロットレーシングカーのコース、ここには完成車の販売も行われていて、購入した車をその場で疾走させることができるのも魅力。
他にもあまりに有名なFR時代のフォード・エスコート、アウディクワトロ・スポーツ、マーキュリー・クーガー初代モデル等など誘惑は数多あったが、この形が最も美しいと思えたので即決で購入。

すかさずタイヤのグレードアップを勧められたが、ノーマルタイヤはかなりテールハッピーに仕上がっているという。それはそれで操り甲斐があるので、ストックのままコースインさせた。

スロットレーシングカー、走らせるのは何年ぶりだろう?スロットルを握る右手に緊張が走る。いや走るのはフォードの方だ?

長い直線では全力でベタ踏みするもカーブ手前で急減速。ほとんど急停止させてしまい、スローイン。ファストアウトならぬ、ストップアンドゴーの教習所運転になってしまう。まあそれでも安全第一にコーナー出口に向けて少しづつ右指に力を込める。ちょいと力むとテールスライドして見せるのはグラツーのような仮想現実ではなく、実態のあるスケールモデルならでは。

この塩梅が非常に難しく、オーバースピード=即転倒、コース逸脱の憂き目を見る。コース脇にはちゃんとお店のお兄さんがいて車両をコースに戻してくれるからありがたい・・・・・のだがなんだか申し訳ないので、何度も詫びを入れてしまう羽目になる(それが職業なんだから機にする必要なはいけれど・・・・)

日本でミニ四駆がなぜ大流行したのかを考えると、コース逸脱を補佐してくれるコースマーシャル(実写でも重要です・もてぎ・富士の皆さんお世話になりました)が不可欠なスロットレーシングに比べ、コースインしたら走りっぱなしのミニ四駆は一人遊びにも向いていてコスマーシャルをあまり必要としないところも世情に合っているのではないのか・・・・・?

レーンごとにラップタイムとベストラップが表示され、一定速のマリオカートくん(自動)は17秒台でコンスタントに周回を重ねている。これに何とか追いつくべく直線ではベタ踏み、コーナー手前でブレーキングの塩梅を探り、ブレーキングポイントを少しづつ遅らせて走るのも、本物のレース走行と全く同じ手法だ。

次第にリズミカルにブレーキング、減速のリズムがわかってきてコーナー前の急停止もなく、スムーズなコーナリングができるようになってくる。もうすでに走行は3回目、一回二百円の走行を3ラウンド。当初16秒台だったべストラップが15、14、13秒台と刻めて行くのはなんだか筑波サーキットでの練習走行を思い出す。(最も昔はヴィッツで86秒あたりが精一杯だったけど)

やって見ると思った以上に飽きないし、想像以上に面白い。腕をあげてきたら、次はいよいよタイヤ交換してハイグリップを履くか、はたまた車両の底に仕込まれたマグネット(これで金属製の給電レールを引き寄せる)を強化タイプのものにしてダウンフォースを稼ぐか?はたまたカンナムスタイルのスポーツカーに乗り換えて・・・・・

まずはリアタイヤ交換の前に、サンドペーパーでトレッド研磨して、ちょいとμ向上とギア比アップを目論んでみて・・・・・・・泥沼に縁に立った私はこの先この魅力に溺れていってしまうのか?

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