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ボンドカーは四半世紀も前からNOAHの先を走っていた?

まだダニエルクレイグがジェームズボンドを演じる前、ピアース・ブロスナンだった頃のボンドカーはBMWが提供するクルマでした。4ドアの地味なセダンながら秘密兵器は満載

今回、結構久しぶりに登場したライトエース・ノア/BOXYの新型、8年もモデルチェンジしていなかったのにセールスは好調!
注目を集めそうな新装備はスマート・フォンで操縦できる車庫入れ機能。画面を指先でクルクルするとクルマが自分で動き出し・・・・

あれ?このシーン、見覚えがある!!
四半世紀も昔のボンド・カーは4ドアセダンの750iLでした。健在だったころの先代QがニンテンドーDsみたいな液晶画面をクルクルすると,BMWが動き出し・・・・・・
まるであのシーンをそのまま再現した感じ!きっとTOMORROW NEVER DIESの動画がトレンド入りしてくることでしょう。

実際のところはピアーズの場合、あくまでもリモートで運転しているのは007つまり人間の方で前方や側方を確認しながら手元のコントローラーでアクセルやステアリングを操作しているのに対し,NOAHの方はと言えば手元の液晶画面でGOかSTOPの意思決定を伝えるのみで、ハンドル操作や奇跡の計算はクルマ側が自律で判断し、操作する。どちらが進んでいるのか?と言えば21世紀のトヨタの方だろう。でも敵のベンツに追われて銃撃を受けた場合にはQの秘密兵器が役立つかも。

実際のところNOAHは旧型だって幅も、室内高も文句なしの広さ。肝心の走りは7速ATみたいな動き方をするCVTのおかげで案外楽しめたほか、一生懸命回転を2000以下に抑えようと奮闘する様がいじらしくも感じられて、燃費もハイブリッドの名に恥じないくらいの数字を出してくれたのだから沢山売れても不思議はありません。

それにしてもあの威圧的なフロントグリルのデザインGTよく重役会のokを貰えたものだと感心する。今の若いユーザーにはこれくらい訴求しないと売れませんからとでもプレゼンしたのだろうか?それほどアルファードが売れている事の裏返し?セレナやステップワゴンが追随するかも見ものです

今回の秘密装備は順次他のトヨタ車にも採用されるだろうから、映画には遅れをとったもののカースタントの代行まで請け負ってくれれば、ワイルドスピードでもミッション・インポッシブルでも命知らずのドライブ・テクニックを披露してくれるのかもしれない・・・・・

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