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初期型リーフで東名・名阪を大阪まで走れるか?

リーフで東名高速をどこまで無補給で走れるか?

毎日の足に電気自動車を導入して最初の関心は、当然ながら何キロ先まで走れるのか?そこで購入早々、いつものように東京~大阪ひとっ走りを挙行してみます。季節は新東名開通前のある6月、曇り空ながらワイパーの出番はなく、窓を開ければ、まだ涼しい風が取り込めそうです・・・・・だから基本、エアコンはオフで。

車載のナビでも,PCからログインする会員登録制のマップでも詳細なシミュレーションで充電場所までの距離や予想消費量、代替ルートなどを検討が可能。それだけではなく、実際に走行したルートをPCであとから検証も出来ます。計画では東名・用賀インターまでの数キロを含めて自宅から足柄サービスエリアまで一気に走破出来そうだとわかりました。ただ、予測できなかった問題が・・・・

大井松田を超えて,航続可能範囲はまだまだ充分に御殿場より先の地点。地図上には大まかな行動半径がリアルタイムで示されます。でも松田から西はかなりの上り勾配。少しスピードを下げて走行車線をおとなしく走ります。実走行距離に比べて明らかに航続距離の減り方が早い、と気づいたのは足柄サービスエリアまで残すところ10kmといったあたりだったか、航続距離の数字はまだ余裕があるものの上り初めに比べれば、マージンが減っているのは明白でした。

ここまでの走行距離は90kmにちょっと届かないくらい,しかし次の充電場所に移動するだけの残量はありません。まあ予想の範囲内ではありますが、ちょっとがっかり。それでも予定通りの場所で充電できたから善しとしますか。実は足柄のサービスエリア周辺は東名高速でも最も標高の高いエリア。ここで充電した、と言うことはその分高い位置エネルギーも動力源に転換できる!簡単な物理の法則です。

足柄から沼津インターに向かっては緩やかな長い下り坂。走行中には感じませんが車載の瞬間電費計のログを見ると一目瞭然。この区間では劇的に消費が少なくなっていました。足柄までの昇りの貸しを返してもらった感じ。実はあとで計算してみると足柄で充電せずにそのまま走り続けたら沼津あたりまでは走れた計算。うまくすると富士川サービスエリアまで到達できたかも知れず、そうなると後々の計画も大幅に上方修正できたのかもしれません。

次は日本坂トンネルを抜けた先の牧の原サービスエリアの急速充電器へ。牧の原台地というくらいでサービス・エリア直前の坂は登板車線があるほどの傾斜。ここもあまりアクセルを踏まず、用賀から200kmほどの距離を途中一回の充電で走破できた勘定です。サービス・エリアにはほぼすべてに急速充電器が設置されており、これはリーフ販売当初からすぐ整備されていたので、高速で移動する限りそれほど充電場所を気にすることはなさそうでした(2011年当時から)

梅雨時のどんよりとした空気は、まだクーラーが必要な気温ではなく、走行風をt織りいれるだけで充分。足柄で充電したのが11時半頃、三箇所目の(愛知県)豊田上郷SAまでは、区間距離106km。メーターの航続距離は数キロを残すのみの状態でした。ここまでくれば名古屋市中心部は目の前。始業時間に都内を出たら、就業時間内には楽勝で名古屋市内です。ほぼ一時間の走行に付き、30分の急速充電。初心者の高速運転にはピッタリなものの、通常5時間で大阪まで走りっぱなしの我が身としては物足りなさも。しかし、事実上ガソリン代に相当する出費がゼロなので(月会費で使い放題)高速代オンリーで移動できると考えれば、余計な所要時間もやむなし、と心得たりか?

この先は養老SAだと近いし、多賀SAだと遠すぎる・・・こともあり、高速料金の節約も図って名阪道経由で大阪を目指します。いったん名神を降りて名古屋港を一跨ぎする大きな赤い橋を渡ります。渋滞にも遭うなど、予想外の時間を費やしながら、東名阪(三重県)上野中瀬インター降りてすぐの場所にある日産販売店の急速充電器に立ち寄りました。。今では24時間対応の店舗が殆どなので、時間を気にする必要はまずありません。


名神経由より短距離で安価な名阪経由で奈良市に着いたのは夕食時。日産店以外にも大規模ショッピング・センターに急速充電器を備えた場合もあり、京都県境に近いイオンの大型店舗に立ち寄ってみました。車上のナビは至近距離の急速充電器を検索することも目的地の周辺のそれを探すことも簡単。知らない場所の充電器にもたどり着くのは簡単でした。

最後の充電器は神戸・ポートアイランドの先端、神戸空港に。でも会員登録のグループが違っていて、カードを認証してくれません。機器は揃っているのに充電が出来ない!普及の大きな足かせにもなりかねない問題です。周囲には日産の店舗も数多く存在したので問題はありませんでしたが、大雨の中で認証が出来ず、充電をあきらめざるを得ない・・・・・というような残念な経験はなくしてほしいものだと思ったものです。

このあと、年に数回のペースで大阪(神戸へも)往復しましたが、急速充電器も徐々に増えつつあり、心配した充電混雑も特定の時間帯・地域を除けばまだ問題にならないレベルでした。(休日の新名神だけはさにあらず)

現在では続々、航続距離の長いEVが登場し、一時間毎の充電休憩も昔話になることでしょう・・・・・・・ただ,EVの販売価格についてはまだまだ勉強不足かもしれません・・・・

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