立ち位置上手の彼が必要な理由

私は四千頭身さんが好きだ。

また、四千頭身さんのことについて書かれたツイートをみることが好きである。
その内容について、わたし自身が思うことについてまとめておきたいと考えた。

 まずは、立ち位置上手の彼が必要である理由を述べるとしよう。

 彼は確かにネタ中は発言回数が少ない。
それは一見楽なように見えたり、本当に必要なのかと思う人も居るかもしれない。
だが、実際に生で拝見させていただいた際、入るタイミングを見計らって2人のやりとりを観察している様子が目に入った。
無表情のように見えて実は表情も変化している。
2人が話している時に介入していないように見えて明らかに存在を示していると考える。

 ネタ中はあまり喋らない彼だが、普段の彼はよく周りを観察しており、ちょっとした変化を感じとる、そして言葉選びも巧みであるという印象がある。
これは私がネタを好きになり3人の漫才スタイルにハマり、ファンになってから分かったことではあるのだが、
そんな印象の相方を敢えて現在の立ち位置に立たせ、それを徹底することで、
3人の掛け合い、真ん中のツッコミを引き立たせているのではないだろうか。

 3人の漫才は、「仲良し3人組の日常にある普段の会話の延長線のようなもの」であると感じ、ところどころ、アドリブのように見える部分もある。しかしそれは計算し尽くした上での展開である。
 私の印象として彼の立ち位置は、「3人組の中で静かだがたまに挟むボケが確実にウケる奴」のようだと思う。あまり台詞のない彼が、途中に介入することによって笑いを誘っているのではないだろうか。

 ネタによっては、たくさん喋るネタ、たくさんボケるネタ、本当に喋らないネタ、また、最近では、「全く喋らない」を彼の特徴の1つとしていじる内容のネタもあるなど、いろいろなネタがある。
それによって彼の「存在感」が変わることも、注目していただきたい。

 ボケまくる都築さん、静かにツッコむ後藤さん、静かにボケる石橋さん、3人がいることで彼らの、四千頭身の、漫才は完成する。
よって、立ち位置上手の彼は必要である。

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