死ぬことへの理解・共感

閉鎖病棟に入院して救われたこと。
同じような経験をしたうえで理解、共感してくれる人たちがいる。


病棟内はリアルしかなかった


やっぱり経験の差はデカいと思った。
外での日常だとどうしても薄っぺらい理解に感じてしまうことが多い。
だから自分から進んで話すことはない。
でも、ここなら見せれる。
例えばリスカの傷を見せあってキャッキャできるのも精神科ならではだと思う。
どういう経緯でここへ来たか、何度目の入院で何日ここにいるか。
保護室のことも拘束のことも暴れたことも、全部ネタとして話す光景は非日常。
その非日常になぜか安心感があった。
ここに敵はいないんだ。

ひとつ不思議だったのは、毎回何日入院だったか細かくみんな覚えてた。
毎回カウントダウンするぐらい、みんな退院が待ち遠しいんだろう。

ここは救急病棟だから入院できるのは長くて3ヶ月。
それ以上の入院になると慢性期の病棟へ行くことになる。
そうなると終わりが見えない。

だから今日も良い子にする。
少しでも早く退院できるように。
それだけだった。

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