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任せることも大事です。
前回、会社の器は社長の器以上に大きくならないって話を書いた。
実務スキルだけでなく人間性が重要って。
それに関連した話しだけど、広報や販促は若い人に任せた方が良くない?
年齢というより感性が若いというか、世の中の動きに敏感というか、そういう人に。
上場企業は何をするにしても『決裁規程』みたいのがあって、金額や内容によって決裁者が違っているし、大きな販促企画、例えばTVCMとか、有名企業とのコラボとかになると、取締役会で決めたりする。
そういう場合は、結構色々な人の意見がある程度反映されるんだと思う。社長も一応、他の取締役に意見求めたりするし。実際は『yes!sir!!』なんだろうけど(笑)
一方、中小企業の決裁って社長一任的な会社がほとんどだと思う。
そうなると、どんなに良い企画、良い施策があっても、『社長の意向に沿わない』となると絶対に採用されない。
はたから見ていると、完全なるチャンスロスって時もある。
本当に残念です。もったいない。
どんなに実務ができる社長でも、どんなに人間性が高い社長でも、知らないものは知らないし、判断できない。それはわかる。
だったら、わからない=やらない
ではなく、わからない=わかる人に任せる
にして欲しい。
例えば、飲食店の販促施策で、
最近10代後半から20代の間で人気が出てきているアニメとのコラボ企画とグラビアアイドルがただ定食を食べるだけのyoutube企画があるとする。
両方とも社長にとっては、よくわからない分野ではあるので、判断は難しいのだと思う。
アニメとのコラボは版権の関係もあるから、初期投資がある程度かかる。でも、自社のマーケ担当者からの提案だし、ある程度の信頼は出来る。
グラビアアイドルの方は、店舗の空き時間を貸し切りにすれば撮影できる。でも、社長の個人的な知り合いの美女からの提案で詳細は不明。
どちらを選択するかっていうのは、その時の現預金の状況や売上業績の状況、社長の精神状態とかに左右されるとは思う。思うけど、昭和を生き抜いてきた社長さんだと、知り合いってのもあるし、グラビアアイドルを選択しちゃうんじゃないかな。
一見すると、初期費用もかからないし、youtubeってよくわからないけど、若者に人気そうだし、グラビアアイドルが出てれば近所のサラリーマンは絶対見るでしょ。あの子からの紹介だし間違いないでしょ。。。という、思考回路だと思う。
別に悪いと言いたいわけじゃない。それでもバズる時もあるのだと思うし、今の手持ち現預金じゃアニメコラボの初期投資は払えないかもしれない。
とはいえ。
とはいえ、自社のマーケ担当者であれば、会社が置かれている状況、とくに保有している現預金だったり、世の中の状況、どれほどの効果があるのか、などなどを協働先としっかり詰めた上での提案なんだと思う。
それなのに、、、
よくわからないからとか、お金かけられないとか、そもそも効果あるのとか、うちの商品とは合わないとか、ブランドが毀損するとか。。。
グラビアアイドルが食ってるだけのyoutubeでブランド毀損しないなら、なにとコラボしてもブランドなんて毀損せんわ!!!
と、心の中で叫びたくなりませんか?(笑)
自分の時代にはなかったからわからない、聞いたことがないから判断できない、初期投資がかかるのはいや。
そんな理由で却下するから、優秀なマーケ担当者が辞めちゃうんじゃん。
わからないなら、ちゃんと説明聞くか、投資額の上限だけ決めてその人に任せてみれば良いくない?
そもそも、企画がイマイチってこともあるから、絶対にマーケ担当者の案の方が良いとは限らないけど、少なくともよくわからん知り合いからの提案より聞く価値があるとは思う。
店を貸し切っている時間だって、開けていれば時差ランチをしに来る人がいるかもしれないし、弁当の注文が入るかもしれない。
いくらかも売り上げが取れたかもしれないし、グラビアアイドルが食べる商品や、商品紹介のためだけの誰も食べない商品を作ったりしないといけないからコストはかかっている。
この部分は理解していますか?
店を貸してくれれば無料で撮影して、youtubeにのせておきます。ってこちは損するって理解できていますか?コストという言葉の考え方もしっかり学びましょう。
よくわからん提案してくる知り合いなんて、自分が儲かりたいだけだし、こっちが損した時は、絶対に知らんふりして、スーっといなくなるでしょうよ。
だったら、自社の人材育成のためにも、自分がわからないことは、却下するのではなく、わかる人もしくは提案者に任せましょうよ!
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