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大勢でのディスカッションが好きではないと改めて感じた話。

先日、親会社主催のグループの将来を考える的なミーティングがあり、数名ずつのグループに分かれてディスカッションをした。お題が与えられて、それに対する回答を考え、最後に全員に向けて発表するって感じ。

それがとにかく苦痛だった(笑)

未来のことを想像し、あれこれ話をするのは大変に楽しいことだ。それは嫌いじゃない。むしろ好きな方(笑)

参加意欲がゼロだったわけでもない。一応それなりの当事者意識をもって臨んだつもり。

それでも、やっぱり面白いと感じられなかった。それはなぜか?

まず、複数のグループ会社から、色々な階層の方々が集まっていて、そもそもの人間関係がない状態であり、今、目の前にいる方がどんな背景を持った人なのかが全くわからない。

そして、共通言語がわからない。ベースは日本語なんだけど、目の前にいる方やグループのメンバーが普段からどのような情報に触れ、どのような言葉で話しているのかがわからないので、どこからが専門用語になってしまうのかとか、そういうのが全くわからない。

さらに、特にWEBだと、今、誰が話すターンなのかがわかりにくい。実際に同じ会議室でやっていれば、声の大きさや強引さ(笑)で誰のターンって決まるけど、WEBだとそれができない。リアルでの『どうぞどうぞ』時間の無駄で嫌いだけど(笑)

最後に、進行役の力量に左右されるのが、なんとなくいや。そんな偉そうなこと言うなら『お前がやれ』となるけど、それはさんざんやってきたし、若い方に譲りたいって気持ちが強い。やるのは嫌じゃないけど(笑)

あるお題が提示されて、その答えをグループで発表するとなると、まずは、各自が自分なりの回答を考えて、グループで共有して、あーでもないこーでもないって流れになるかと。

ここで、自分なりの回答ってやつを共有するけど、その人もしくは自分がその回答に至るために、どこまでどうやって考えたかってことが、短時間ではつかめないし伝わらない。お互いに。

それでも持ち時間が決まっているから、進行役はどんどん進めたがるし、その雰囲気を感じるから、こちはもうこれ以上話さなくていいやってなっちゃう。

そんな浅い話じゃないんだけどなぁ~とか、この人の発言の背景には何があるのだろうっていうのが全くつかめないまま進んでいく。

なので、お互いにじっくり話し合ってある程度理解しあえたよね~感やそんな体験からの発言だったのかという気付き感などを得られないまま、資料がまとめられて発表されていく。

発表を聞く側も、大勢の発表を聞かないといけないから、質問も表面的になるし、こちらがちょっと長めに背景を話そうとしていると『手短に』とか言ってくる。

だから嫌い。

こんなんじゃまともなコミュニケーションにならないし、お互いに理解しあえるはずがない。

グループ全体の大事な未来を考えるのであれば、もっとじっくりやった方が良いと思う。まずは、最初のふるいにかけるって感じなのは重々わかるけど、少数派の優秀な意見を見逃すことにもなると思うんだよね。

とがった社員を選抜したいとか言いながら、結局無難な人選になるでしょって感じ。なので、グループのこの先が少し心配(笑)

やっぱり、相手をしっかり理解しようと思ったら、ある程度、質問したりしないとわからないし、こちらを知ってもらうにも、ある程度、話を聞いてもらわないと伝わらないし、一言だけで判断されても困る。

本当は、酒でも飲みながらじっくりと言いたいところだけど、時間は有限だから、短い言葉でも真意を伝えられる練習をしようと思う(笑)

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