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経理は名探偵!?

突然ですが、私はミステリー系の小説や映画が大好きです!
本当にちょっとした手掛かりからドンドン核心に迫っていって、ジワジワと犯人を追い詰めていき、無事犯人が逮捕されるという流れ!

よくそんなことに気付くなとか、記憶力良すぎだろとか思うこともあるけど、小さなきっかけから完璧と思われた計画が崩れていく様子や犯人の動揺など本当に見ていて楽しく感じる(笑)

シャーロックホームズや刑事コロンボ(知っている人いないか(笑))、名探偵コナンなど、いわゆる『名探偵』ってみんな結構個性的というか独特なコミュニケーションの取り方をする人が多い気がする。

私の記憶に一番残っているのは、何と言っても刑事コロンボ!
しつこく同じことを何度も聞いたり、相手のことはお構いなしで勝手に見て回ったり。犯人(その時はまだ良い人)も最初はいい顔しているんだけどだんだんイライラしてきて余計なことをしゃべっちゃう(笑)

ホームズもコナンくんも結構自分勝手の会話が多いと思うんだよね。でもそれって自分の知りたいことにまっすぐ突き進んでいるからそうなるんだと思う。とにかく自分の知りたいことに貪欲な姿勢の表れというか。

これって経理担当者が絶対身につけるべき能力だと思う!

なぜなら、黙っていたら経理のところに情報は届かないから。きちんと報告してくれる会社はとっても優秀だと思う。思うけど、そんな会社めったにない(笑)

普通の会社は、営業は勝手に新しい会社と取引始めるし、工場は気付いたら仕入業者さんを変えているし、社長はよくわからない領収書を持ってくるし(笑)

毎月月初の月次作業のタイミング、しかも、締め日直前とかになって、営業担当者が『この新しい取引先への売上高って今月あがるよね?』とか、既に月次確定して経理が久々の有給休暇取得したタイミングで、『先月の販売代金が入金されていません』という仕入先さんからの電話が来たりとかする。

何も聞かされていないのに売上があがるわけないじゃん(怒)
こんなの月末にひとこと経理に教えてくれれば、経理が勝手に調べて適切に処理できたのに。。。何度同じことを言っても、会議で共有しても、絶対にまた発生する。。。

これじゃまともな損益計算なんてできないし、その月の収益だっておかしくなってくる。お金の支払いが悪い会社だって言われたって反論できない。

営業担当や仕入担当は会社をつぶしたいのか?とさえ思えてくる。
でも、おそらくそんなことはない。みんな一生懸命に会社のためを思って働いているはず。ただ、悲しいけど『経理にひとこと』を忘れてしまうだけだ。

経理だって、よりタイムリーでより良い意思決定に貢献するため、日々、事業活動を数字化して見える化を行っている。みんな会社のためにがんばっている。ただ、忘れられてしまうだけだ。。。悲しい。

だから、どんなにしつこいとか面倒とか思われても、どんなに社長が不機嫌になっても、刑事コロンボのように、名探偵コナンのように、聞いて回るし見て回る必要がある。ホームズはワトソン君を使いに出して探させるってのもありかも。

請求書や領収書、報告書などを見ていて感じたことやほんの少し違和感を感じたことなど、どんなきっかけでもそのままにせず、聞きに、見に行こう。経理担当者が欲しい事実は現場にしかない。何度も何度も現場へ行って見て聞いて。それが事件(未報告)を解決する。

すべては会社の未来のためになるから。

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