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段取りが一番大事!

少し昔の話だけど、とある外食企業の連結決算を一人で担当していたことがある。連結子会社の数は33社あった。意外とできるもんだ(笑)

そもそも連結担当者をしっかり育てる気がない会社だったところに、人事異動が重なって、気づいたら一人になってた感じなんだけど、まあ、その前に二人でやってた時からかなり効率化は進めてた。

連結決算の出番は、各社の決算が締まった後から、監査が完了するまでって感じ。子会社の経理も兼務していたりすると、ほとんど休みなんてなくなっちゃう(笑)

各社の決算資料を一式もらって連結していくんだけど、結構ミスってるのに気付いちゃったりする。その会社の経理担当者は『決算おしまい』って状態になっちゃってるから、中には休みとっちゃってる人もいたりする。

まあ、みんな一度締めた決算をやり直すなんてしたくないよね。なので、だいたい『ここ、計算式が間違ってるけど、連結で修正しておきますね』って伝えてた。

まあ、ようは恩を売ってる感じ。今回見逃してもらったから、次回はちゃんとやりますって感じでやってくれるから良いかなと(笑)

一人だと自分のペースでスケジュールできるから、効率化がしやすい。誰かと一緒だと、どちらかが納期に遅れたりってことが起きてなかなか効率的に進まなかったりする。

協力することで一人じゃこなせない量がさばけたり、実力以上の結果がでたりするってのは体験で知っているけど、お互いの実力が同じくらいのレベルでないとなかなか難しいと思ってる。

レベル差があると、レベルが高い方の負担が増えるし、色々と教え育てていきたいと思っているんだけど、通常よりも厳しい納期があるので、なかなか教えている暇がないってなりがち。

そうなるとお互いストレスがたまりやすくなる。だから、二人で担当するくらいなら一人の方が効率化しやすい。

もちろん、子会社の決算が始まる前に、色々と準備しておく必要があるし、担当者とスケジュールを調整しておく必要もある。さらに新しい会計基準がでたら、それをまず自分が勉強し、会計処理方法を考えて、各社の担当者へ共有していく。勉強会をしたりすることもある。

どんな仕事もそうだけど、結局は、段取りが一番大事ってこと。納期や役割を明確にして、事前にできることを洗い出し、適切な納期をつけて依頼する。

それを3カ月ことに確実にやっていく。そうすれば一人でも大事故を起こさずに33社連結を完了することができる。

あの当時なら50社でもできたと思うよ(笑)
仕事は段取り!

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