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いろいろなことを、考えてみました。

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自分の能力の足りなさを自覚しながら、いろいろなことを、考えて、書いて、考えました。
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#コロナ禍

「病気についての常識」で、改めて確認してみたいこと。

 なるべく外出しないようにしているけれど、昨日は、出かけた。  帰りの電車は、人がぴったりくっつくほどの距離だった。午後8時くらいになっているのに、乗れないくらい混んでいたから、もう1台待って、それでも、けっこう混んでいた。列の一番前で待っていたから、座れた。隣の男性が少しせきをする。同じ車両の遠くの方で、せきをする声が、複数聞こえる。  この前は、これまでだったら、駅の男子トイレは手を洗わない人も結構いたのに、3カ所ある洗面台の液体せっけんが全部、空だった。スーパーのアル

コロナ禍で起こった事を、考え続ける。

 新型コロナウイルスは「5類移行」後は、だんだんニュースにもならなくなった。感染者の全数把握もされなくなり、感染状況がよく分からなくなった。  それでも、感染者は確実に増え続けているというニュースは伝わってきて、だから持病を持つ家族がいたりすれば、感染への怖さは、それほど変わりがなく、外出をなるべく控える生活も継続している。  もし「5類移行」後も、感染した際に、誰でも素早く適切な治療を受けられる医療体制ができていれば、もっと緊張感がなく毎日を過ごせると思う。  だけど

「デーモン閣下」が示してくれた「コロナ5類移行後」の「常識」。

 2023年の6月下旬のことだけれど、久しぶりに「コロナ関連」のニュースを聞いた気がした。  それは、ライブでの「マスク着用」に関してのことだった。 マスク着用のお願い この「デーモン閣下」のブログでの呼びかけの中の、「政府や自治体の見解や世の中の流れがどうあれ」という姿勢は、とても勇気づけられるし、真っ当だと思った。  この文中の「個人」ではなく、「個・悪魔」という表現や、禁止義務要請ではなく、座長からの要請として、自己・他己防衛意識に期待したい、というマスク着用に関

コカ・コーラを、あまり飲めなくなった理由。

 コーラ、は特別な飲み物だと思う。 コーラという飲み物 黒くて、炭酸が入っていて、フルーツジュースなどでもなく、独特な味がしていて、おそらくは清涼飲料水は、コーラ以前と、コーラ以後で分かれるくらい画期的な「発明」ではないかと思ってきた。  その中でも、コカ・コーラに関しては、それを飲むととてもハッピーになれるような気持ちにさせるコマーシャルを含めて、そこに流れる音楽も記憶に残っている。  そして、カロリーを気にして、一時期は飲まなくなっていたのに、ダイエットコークや、ゼ

「感染拡大」を防ぎながら、「経済を動かす努力」を、これからも続けるべき理由。

 実質的に、感染者数を減らすというよりは、とにかくコロナ禍は終わった、という印象を強める方向へ、政策が進んでいるように思う。 現実逃避 例えば、2023年5月に新型コロナウイルスの分類を「5類」に移行後は、感染死者数の発表は、最長で5ヶ月後になる、という報道も出ていた。  もちろん、現場である病院の負担を減らすことは大事だと思うのだけど、専門家の指摘のように、そんな変更があったら、現時点での感染状況が、実質的には「見えなくなる」。  こうした動きは、感染を少しでも減らし

「マスクで感情が伝わりにくい」は、本当だろうか?

 コロナ禍になってから、丸3年が過ぎた。  新型コロウイルスの分類も「2類」から「5類」になるのだけど、まだ感染が収束していないのに、まるで「コロナ明け」のような空気にしたいのだろうか。もしくは、それを望む人が多いのだろうか、といった微妙な気持ちになる。  実は、早くマスクをはずしたい、という気持ちを持っている人が思ったより多いのかもしれないが、感染して重症化のリスクが高い場合には、今後も、感染予防に気をつける日々が続くことに変わりがない。 表情 マスクに関しては、今は

「マスク」のことよりも、「丁寧に説明」してほしいこと。

 新型コロナウイルスは、その扱い方について、5月に「2類」から「5類」に移行するだけではなくて、その名称も変わるらしい。 「コロナ2019」という名前にすると、今は2023年だから、まだ感染が収束していないのに、かなり過去のものという印象にはなる。 「ノーマスク」への誘導 今、「コロナ」に関して、もっとも多く議論されているのは、「マスク」のことのように思える。それも、「個人の判断」と表現しながら、暗に、はずすことへの誘導がされているような気がする。  これは、2023年

社会が提供すべきなのは、「マスクのない卒業式」だったのだろうか?

 実際のコロナ感染状況と感染死者数を見れば、決して収束しているとは言えないが、その事実と、社会の空気は必ずしも一致はしていない。  これは、2023年の1月。コロナ感染死者数が過去最多を更新していた頃の記事なのだけど、でも、そのときでも、健康で老いていない人たちにとっては、気持ちとしては、もう「コロナ明け」になっている感触があった。というよりも、もうコロナは終わっているのに、といったいら立ちのようなものまで漂っているようだった。  この記事↑の中で挙げられている「医療機関

「コロナ感染」で亡くなるのは、圧倒的に「高齢者」だから、対策が急がれないのだろうか?(後編)

 新型コロナウイルスは「5類移行」が決まり、マスクを外す・外さない議論は活発にされているが、感染死者数を減少させる対策については、ほとんど聞いたことがない。  それは、亡くなる方が「高齢者」が圧倒的だからなのだろうか、という疑問と、もしかしたら、社会の中の「高齢者」への憎悪が高くなっているのだろうか、といったことまで考えたのが(前編)だった。 特殊詐欺と高齢者 最初は「オレオレ詐欺」と言われ、その後、犯罪として、さまざまな手法が開発されて、今は「特殊詐欺」と呼ばれるように

「コロナ感染」で亡くなるのは、圧倒的に「高齢者」だから、対策が急がれないのだろうか?(前編)

 新型コロナウイルスに関しては、まだ決定的な治療も、十分な医療体制も整ったというニュースも聞いていないのに、すでに、季節性インフルエンザと同様の「5類」に移行することになっている。  その「正常化」の中には、感染死者数が、増え続けていることに対して、それを減少させるという項目は含まれているのだろうか。  マスクを外す、外さない、の議論はよく聞いた記憶があるが、死者数を増やさないようにするという「制度設計」に関しては、私が情報弱者のせいなのか、ほとんど聞こえてこない。 高

これからも、「マスクの着用」を続けようと思っている理由。

 2023年5月から、新型コロナウイルスが「5類移行」になるのは決定したそうなのだけど、その変更項目の中で、どうやら誰もが知っていて、今、最も議論になっているのが、マスクに関することのようだ。  これまでも、法的な強制があったわけでもなく、基本的には「個人の判断」だったはずなのに、まるで強制があったかのような表現にするのは、もやもやする。 マスクを着用する理由 これからは、「個人の判断」に委ねられるそうだけど、私自身の方針は決まっている。  屋外などで周囲に誰もいなかっ

この社会は、コロナ感染死者数を、本気で減らす対策をとる気はないのだろうか?

 コロナウイルス感染によって、亡くなった人は、6万人を超えた。  昨年12月1日に5万人を超えたばかりで、1カ月余りで1万人増えた。  この事実は、災害レベルで死亡者が急増していると示しているはずなのに、話題になることが少なくなったし、何より、その話題への注目の度合いが低くなっているように感じる。 「5類移行」 それよりも、対策緩和の方が急がれているようだ。  岸田首相がコロナ感染した時に、素早く治療を受けられたように、日本に住む誰もが、いつでも、そうした対応を受けら

もう一度、「命を守ること」を、本気で考えてほしい、と思います。

 コロナ禍も3年目になり、そろそろ対策の緩和が、表立って話題になるようになった。  日常的なことに関して、特にマスク着用に関しては、議論されているようだ。  もう少し広く言えば、「水際対策」の緩和も進むようだ。  社会の維持を考えたら、当然のことだと思う。 死者数3万人 今年に入ってオミクロン株の流行による感染者急増に伴い、高齢者を中心に死者数は1万1千人余り増えている。(2022年5月13日) その一方で新型コロナウイルス感染による死者数は増えていき、特に今年

「陰謀論」を、信じられなくなった理由

 不安が多い時ほど、『あれは実は裏で…』というようなことが、真面目な口調なシリアスな文体などで語られるようになり、そして、ある特定の団体や、人種や、国の名前や、意外な方法などがあがり、どんなことでも、世界は、誰かの意図で動かされている、といった結論になる。  厳密にいえば、間違っているのかもしれないが、私にとっては、それが「陰謀論」であり、「デマ」だと思っている。大小さまざまな出来事の全てに「あれは、実は…」が潜んでいて、必ず、そんなことを語る人がいて、それなりに筋が通って