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動物流子育て理論

現在2匹の猫を飼っている。

1匹はオス10歳。まだ妻と結婚する前に家の近所で保護した猫。生まれたばかりで拳ぐらいの大きさの頃からのお付き合いだ。

もう1匹は6年前に親戚から引き取ったメス。こちらもかなり小さい頃からのお付き合い。とても優しい猫。

結婚当初は私と妻とオス猫の3人暮らし。猫と暮らすのは初めてだったが、私が元々猫好きだったので慣れるのにも時間は掛からなかった。

やがて私たち夫婦の間に子供が産まれ一人増えた生活がスタート。


動物は子供が苦手


以前なにかのテレビ番組で見たことがあったので私は心配した。

猫が子供に悪戯したりは無いが大きな声で泣く見慣れない小さな赤ちゃんに少しストレスを感じているようだった。

うちのオス猫は控えめに言ってもかなり気難しい。私には懐いているが、元の飼い主である妻には懐いていない。懐いていない人、初めましての人が触ると引っ搔いたり噛みついたりする。そんな猫が子供と生活出来るのかと懸念していた。

やがて子供は猫に興味を示しだす。追いかける、無理に触る。猫にとっては強いストレスだろう。気付いた時には止めさせていたが意外と猫は怒ったり反撃をしていない様子。

それから二人目、三人目と子供が産まれ、途中で2匹目の猫を新たに迎えたが猫は子供に危害を加えたことは一度もなかった。


猫科の動物は自分より弱い者には危害は加えない傾向にある

種類、性格などで個体差はあると思うが猫科の動物は狩りは別として弱者を虐めたり傷つけたりが滅多にないようだ。違う種類の生き物だが猫からすると人間の赤ちゃんはまだ弱い生き物だから手を出したらダメだと認識してくれたようだ。

子供がある程度大きくなると猫との生活で新しい一面も見れる。


我が家は兄弟げんかが多い。揉める声、泣き声も大きい。

それまで窓際で日向ぼっこしながらくつろいでいるオス猫が毛を逆立て、シャーっと子供たちを威嚇し喧嘩を仲裁するのである。私と妻が引っ掻かれて怪我したのを子供たちは見てきたので、オス猫の威嚇に恐怖し喧嘩が終わる。仕事人みたいな役割を担ってくれている。

威嚇されて萎縮した子供たちのもとに駆け寄るのがメス猫の役割。すりすりしたりぺろぺろ舐めて子供たちを慰めているようだ。



私は実は猫との生活に反対していた。

猫は好きだが子供に危害を加えたら、アレルギーがあったらなどを考えると同居するのに前向きな考えになれず結婚する際に妻にもその旨伝えていた。だが猫はどうしても一緒に連れていきたいと押し切られる形での共同生活だった。


元は野良猫で一方的にこちらが保護した保護猫だが今は彼らにとても感謝している。

子供たちの兄、姉、親代わりになってくれてありがとう。おかげで子供たちはあなた達のことは勿論、動物のことが大好きです。



#うちの保護いぬ保護ねこ

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