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Paperpileがとても良い #日々短文随筆

月曜日。

今週は大学の研究室にこもって研究をする予定である。

研究といってもまだサーベイをしている段階で、指導教員に教えてもらった論文を片っぱしから読んでいる。


見習いの研究者として、「論文を読む」ということを始めたわけであるが、やはり英語の論文を読もうとなるとなかなか難しい。

そこで、いかにして効率よく理解しながら論文をたくさん読むことができるか、ということをもう一度見直してみた。


まず理解しなければいけないのは論文を読んでいく上では「知識量」と「英語力」が必要になる。

優先すべきは「知識量」である。いくら英語がすらすら読めたとしても、知識がないとそれは表面的なものになってしまう。

そこで、この「知識量」を補うために、まずは研究分野における日本語のジャーナルを片っ端から読んでいくことにした。ジャーナルは比較的分量が少ないものものもあるため、研究領域の全体感を掴むために量をこなして読んでいきたい。

そして同時に、英語の論文を読んでいく上で、「一本の論文を完璧に理解したら次の論文を読む」ということを意識することをやめ、細かく読んでいく必要のある論文か、それともざっと理解すれば良い論文か、というフィルターを設ける。

これは、以下の Article "How to read a paper" で紹介されている読み方を参考にしている。

論文を読む作業を first, second, third に分類し、first でざっと読み、second に進む価値のある論文かを判断する。



「論文を読む」というのは研究をしていく上では不可欠になり、この作業を効率化することというのは非常に重要な問題である。

より具体的に言えば、いかにして読んだ論文を管理するかということだ。自分は論文を iPad で読んでるのだが、これは論文を読む上で「印刷する」という行為を省略することができる上、iPad、Mac、iPhone でいつでもその論文を読みたい時に読むことができる環境を構築することができる。

今までは Mendeleyというアプリで読んだ論文を管理、実際に論文を読む際には GoodNotes というアプリを利用していた。しかし、この「管理をする」と「読む」という目的別に2つのアプリを利用するのは効率が悪かった。

論文を Mendeley と GoodNotes のそれぞれに登録しなければいけないためである。

そこで、Mendeley のモバイルアプリ版で論文が読めれば良いと思って探してみたのだが、

なんと3月15日で終了してしまっていた。

ちなみに、ここでいう「論文を読む」というのは、メモをかける、ハイライトができる、ということを意味している。


このようなことを受けて(そもそも Mendeley 自体も使いにくいなと思っていた)、他のツールがないかを探してみると、最適なツールを発見した。

それは Paperpile というアプリである。

Paperpile はChrome 拡張機能がベースとなっているアプリで、

① Google scholar、Pubmedから1クリックで論文情報&PDFを取得
② Google DriveでPDF同期、どこからでもアクセス可能
③ Mac, Windows, iPad, iPhone, Androidの全てからPDFにコメント&ハイライト可能
④ Google docでの論文執筆との相性◎

https://ocoshite.me/how-to-use-paperpile

など、自分の理想を全て叶えてくれる強力なツールである。

何より、iPad 版のアプリが非常によくできており、とても論文が読みやすくなった。

一時期は Notion を使っていたりもしたのだが、

今後は Paperpile で効率よく論文管理をしていきたい。

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