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育休明け復職は時短⁈意図せずハマった「時短トラップ」

こんにちは!
金融系企業でマーケティング部門でマネージャーをしてます。小学5年・2年・3歳の三姉妹がおり日々母業も奮闘中です。

そろそろ保育園の結果が出たという声も聞き、ソワソワする季節ですね。
一人目の育休復職の時になんの気無しに2時間時短を選択して後悔があるので今回noteを書きました。

なんとなく時短ではなく、メリデメを把握したうえで考えよう

私の会社では「育休明け=時短勤務」が会社ではあたりまえ、一般常識となっており、時短以外で復職された人を見たことがありませんでした。短時間勤務は子どもが小学4年生に上がる春まで取得が可能で、最大2時間短縮できるので、2時間時短をフル活用して復職する人が最も多かったです。

子どもを産む前は時短勤務の人を見て「早く帰れて羨ましい・・・」という気持ちで見ていた自分も(今となっては自分からの世界しか見えてなかったなと反省)、初めての復職時は2時間早く帰れる時短で復職をしました。

『働く女子のキャリア格差』という国保さんの本に「時短トラップ」というワードが出てくるのを見て、私はまさにこのトラップにハマってたなとハッとしました。
時短勤務を否定するのではなく、時短をとることで起こることを理解したうえで、取れる期間はずっとなんとなく時短でなく、戦略的にいつまでどれくらい時短をとるか、そもそも本当に時短をとるかを考えるヒントにしていただけるとうれしいです。

家庭での時短トラップ

ただでさえ慌ただしい中、子どもとの時間確保したり、乳児の預かり時間が短い保育園などもある中で時短勤務はありがたい制度です。私もその恩恵に預かり時短という制度があったからこそ、復職のハードさも乗り越えられたと思っています。
ただ、制度的にとれるから「なんとなく時短」を取得すると思わぬトラップにはまることも…。

①短時間勤務を取得した側が、育児家事の主担当になってしまう。
早く帰るのでお迎え、夜の食事の支度、子どものお世話の担当が偏り、パートナー側の当事者意識を奪うことに繋がってしまいました。また、時短を取得している側も早く帰っているので「自分がやらないと」という意識になりがちです。

②フルタイムのパートナーとの賃金格差の広がり、「稼ぐ人と支える人」の構図になりがち。
フルタイム側がキャリアのチャレンジをして、昇進をしていく。一方で時短を取得すると時間分給与が控除され、フルタイムで働いていた頃に比較したら大幅ダウン・・・。私も2時間時短で復職した時の給与明細を見て、「新入社員に戻った?!」と衝撃を受けました。「この給料で働いているから許して!」という気持ちで早く帰っていました。

職場での時短トラップ

家庭だけでなく、職場でも時短トラップがあります。

①働く時間が短いので経験する実務時間が少ない。
時短だからそりゃそうだろうという話ですが、成人の能力開発の70%は、経験によってつくられると言われています。その経験時間が短くなるのは事実ではあります。

②チャレンジングな仕事がまわって来ない。
戦略的な新規事業や出張を伴う仕事、選抜研修など、時短者は選ばれにくく、フルタイムの人よりも成長につながる仕事にアサインされにくくなります。同じ実力でフルタイムの人、時短の人がいた場合、融通が効くフルタイムの人へチャレンジングな仕事が行くのはマネージャー目線でもそうだろうなと感じます。ストレッチするような仕事経験ができないと、かつての私のように、マミートラックやパピートラックにつながることにもなりかねません。 

自分一人で時短期間は決めずにパートナーや職場の上司と話そう!

「では育休復職時どうすれば?!」というところですが、どんな勤務体系で復職するかは自分一人で決めずにパートナーとよく話すのが大事です。

・どんな風に復職して働きたいか
・そもそも時短取得が必要か
・時短にするなら何時間時短にするのか
・どれくらいの期間時短にするのか

夫婦で話し合うことで、チーム育児体制の第一歩が踏み出せると思いますし、パートナー側も家族というチームの課題として認識してくれるようになります。

私のようになんとなく会社の周りの人にならい、夫に話さず、あたり前のように2時間時短を選択してマミートラックを走ることがないように、まずは話すところからスタートしてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。あなたの1日が素晴らしい1日になりますように。


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