お笑い芸人を目指す学生が自分に対して思うこと

 

 僕はお笑い芸人になりたいと中学2年の時から思い始めた。理由は、当時の僕には芸人が異様に光って見えて、今なおあの輝きを忘れられないでいるから。ああ、僕もこうなりたい。で、芸人という夢を見始めた。授業中コントを書いてみたり、漫才の設定を書いてみたり、例えツッコミしてみたり。文字にするとかなりイタイ奴だが、自分なりになんとなく芸人への道を歩んでいた。
 


 ただ、ふと思った。もしかして、自分が芸人になりたいと思っているのは一種の逃げなのではないかと。というのも、芸人になりたいと強く思うタイミングがあるのだ。
 


 ーーそれが、定期テストの直前。うん、現実逃避な気がする。そうだよきっと。そう。だってコントの設定すごい考えるの期間中だもの。これに気づいた時、もしかしたら人生で1番後悔したかもしれない。もし、気づかなければこのモヤモヤを抱えずに、当時の自分を信じ切れたかもしれないのに。ああ、そういえば芸人さんが光って見えたのも、テストめんどくせえって思いながらスマホいじってた時だった気がする。うわあ自分を信じれない。今も光を忘れられないっていったけど思い出補正かもしんない。


クヨクヨしてても仕方ないから、目指し続けるけど。俺(なんか一人称ぼくっていいよなって思って僕にしてたけど実際にぼくって言ったことはほぼない)が売れた時この文章が見つかって、恥ずかしさで穴に入りたくなったとき用に今から全テレビ局および放送局の前に穴を掘りに行こうと思います。

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