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【シャドウバース】バランス調整後GrandMaster到達!圧倒的な対応力と馬力!フュンフ採用機械進化ウィッチ【デッキ解説】

おおきに、サムです。

今期、自身初のGrandMasterに到達しました。

10/28日にカード能力の変更が行われ、環境上位4クラスのカードにナーフ、下位4クラスのカードにアッパー調整がされたことで大きく環境が変わりました。

調整内容に関しては前回の記事を見ていただければと思います。

そこでそれまで使っていた『スペルウィッチ』からデッキを変更せざるを得なくなり、今回はRSC期にもお世話になっていた『進化機械ウィッチ』を使うことにしました。

その際に使っていた構築が個人的に非常に強く手応えもあったので紹介します。

全文無料で閲覧できますが、読んだ上で気に入った方はワンコイン購入して頂ければ助かります。

それでは本編行きます。

1.『フュンフ型進化機械ウィッチ』レシピ

今回GrandMaster到達時に使用していた構築がこちらになります。

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既存の『進化機械ウィッチ』をベースとしながら《魔導の申し子・フュンフ》を採用することで能力調整後に増えると思っていたビショップの《ホーリーセイバー》、エルフの『セッカエルフ』に対して重きを置いた構築です。

想定よりこの2リーダーは流行らずドラゴン、ウィッチがランクマッチを闊歩しているのですが、環境初期は各々が好きなカードを使って好きなデッキで初見殺しをしてくるのでフュンフのパワーで押し潰せるこの構築は精神衛生上のことを考えてもおすすめです。

既存構築よりも高コストのカードが多いので負けたら手札事故のせいにしてしまっていいです


2.基本戦術

『進化機械ウィッチ』はどのように勝利を目指すのか。

プレイで目指す到達点はたった1つ。

進化回数5回以上の達成

これに尽きます。

進化回数によって真価を発揮するカードが多数搭載されているので、早期の進化5回達成はゲームのプランを組み立てる上でマストとなります。

これさえ達成してしまえばあとは

《アンブレラウィッチ》
《清澄の蒼・テトラ》
《虚無ノ哭風・グリームニル》

等のダメージソースでリーサルまで一直線です。

例としてテトラとグリームニルを用いた綺麗な8ターン目リーサル場面を置いておきます。


また本構築ではフュンフを採用しているので進化を積み重ねることで解放奥義の条件を達成し、バフした盤面のフォロワー、《アンブレラウィッチ》、《黄昏の神槍・オーディン》を発射して一気にゲームエンドまで持っていくサブプランを抱えています。

これに関してのサンプル動画はフュンフの解説をしてから見ることにしましょう。

早期にフュンフを手札に抱えられている場合や対面によっては積極的に狙っていきましょう。


3.構築解説

ここからは本構築に関してカード単体で説明してもいいのですが、あまりにも長文になるのでそれぞれの役割で分割して1枚あたりを簡潔に解説していきます。

1.進化回数を稼ぐカード

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以上7枚が進化回数を稼ぐ、稼ぐ為の繋ぎのカード達です。

3×《フラワリングマジシャン・マリー》
マリーをどれだけ試合に絡めることが出来るかどうかで進化回数5回達成の難易度が変わります。

進化回数を稼ぐ目的で入れているにも関わらず、1度盤面に残ればスペルを使用するだけで相手の盤面に干渉してくれるので可愛い見た目に反して凶悪な女の子です。
必ず3枚採用しましょう。

3×《心持つ機械》
本構築では3枚採用。
2枚積みの構築が多い印象がありますが、高確率で3ターン目に《リペアモード》を2枚融合した《叡智の結実》を使用して事故回避を図りたいのと、先攻はエンハンス6で使いたい場面が多いので全力の3枚採用。
手札で被る分には《叡智の結実》に混ぜても良いですし、2PP目を外したくないことが理由として大きいです。

1×《ディテクティブガール》
4枚目のマリーという立ち位置。
テトラ等と合わせた際に強い盤面を作ることができるのですが、単体では機能しない事故率アップの側面を持っているため枠と相談して1枚の採用。
より事故率の軽減を目指すのであれば《小さき赤き竜・ビィ》と入れ替えても良いですし、リストを綺麗にしたいのであれば《アクセルヒーロー・マイザー》の3枚目と入れ替えても良いでしょう。

3×《マジカルシューター》
サーチ対象はマリー:ヴィンセント=3:1です。
この2種が試合に絡むかどうかでデッキの出力が大きく変わるので全力の3枚搭載。
2枚採用構築もよく見ますし、後半に腐りやすい場面が多いので気持ちは分かりますが、本構築ではフュンフ型なこともあって回避できる事故は回避したいという3枚採用ですね。
最悪、《スレイプニル》に騎乗できます。

3×《清澄の蒼・テトラ》

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機械カードを使用することでEPを消費しない無料進化ができ、進化できる回数を増やせるのは勿論強力ですが、真価は進化回数5回を達成してからです。
これ1枚で4コスト6打点になり、進化回数7回達成への足掛かりになります。
ヴィンセントとの相性は言わずもがな。
そして1番大事でお伝えしたいことは、テトラは私の嫁です。

詳細は以下の過去記事でどうぞ!


3×《叡智の結実》

2PP時に心持つ機械をプレイ、3PP時に心持つ機械のラストワードで手札に加わるリペアモード2枚を融合してプレイすれば純粋2ドローで盤面には3/3進化フォロワー展開と驚異的なパフォーマンスを発揮します
4PP時にマリー+叡智の結実のプレイも進化回数を2回稼げて、『連携ロイヤル』や『人形進化ネメシス』の序盤展開を返すのに重宝します。

1×《ピースキーパー・ヴィンセント》
こいつを進化させられるかで出せる打点が大きく変わるので最低でも1枚は採用しましょう。
先攻では《従順なる駿馬》に乗せて無料進化させることを特に意識します。
マジカルシューターで加わる駿馬は大事に使いましょうってことですね。


2.進化回数によって強くなるカード

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以上6枚が進化回数によって効果が追加されるカード達です。

3×《ギルド会議》
バランス調整前は『スペルウィッチ』にも採用されていましたが今期も大活躍。

進化3回:1ドロー
進化5回:リーダー体力を5回復
進化7回;自分の全フォロワーを+2/+2して突進付与

上記のように進化回数の達成度によって効果がドンドン追加されていきます。
本構築において進化5回達成から使うことが多く、積極的に7回進化を目指してプレイしていきます。
条件はありますが1コストの仕事量じゃないですよね、必ず3枚積んで下さい。

3×《アンブレラウィッチ》
生きた《ギルド会議》でこいつも大概おかしい。

進化1回;1ドロー
進化3回;リーダー体力を3回復
進化5回;自身を+1/+1バフして疾走付与

進化5回で2コスト1ドローリーダー3回復3/3疾走で、1ドローがついていることでアンブレラウィッチが連鎖してギルド会議でバフして5/5×3の15点疾走なんてこともあり得ます。

進化回数が0だと2/2/2のバニラですが、条件達成後の恩恵がぶっ飛んでるので絶対に3枚積んで下さい。

3×《魔導の申し子・フュンフ》

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既存の『進化機械ウィッチ』には採用されていないカードなので丁寧にテキストを確認していきましょう。

ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体は「ラストワード これと同名のフォロワー1体を出す」を持つ。
奥義 10; 「このバトル中に破壊された、元のコスト5以上の自分のフォロワー」と同名のフォロワー2種類を1体ずつ出す。
解放奥義 15; 自分のフォロワーすべてを+5/+5する。自分のリーダーを5回復。
奥義
このターンが奥義の値以上のターン数なら働く。
自分のターン中に自分のフォロワーが進化した時、自分の手札のこのカードの奥義の値を-1する。
※解放奥義も奥義と同様の条件で値を-1する。

少し分かりにくいかもしれないので効果を①②③の3つに分けて説明していきます。

①ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体は「ラストワード これと同名のフォロワー1体を出す」を持つ。

1つ目は何の条件もなく発動できる能力で、破壊された時に進化していても進化前の状態で復活させるラストワードを自分のフォロワー1体に付与します
《ユピテル》に付与すれば4/6守護が2面用意でき、オーディンに付与すれば破壊された時にオーディンが騎乗するスレイプニルを作り出し相手のフォロワーを1体消滅させ、スレイプニルに付与すれば自身が騎乗した上で破壊されれば次のターンにスレイプニルでのカウンターが狙えます。

文で書くと分かりにくいですが、ユピテル、オーディン、スレイプニルに効果付与するのが強くてオススメってことです。
破壊ではなく消滅させられるとラストワードが機能しないので気をつけましょう、バグではないです。

②奥義 10; 「このバトル中に破壊された、元のコスト5以上の自分のフォロワー」と同名のフォロワー2種類を1体ずつ出す。

まず奥義の説明ですが、奥義10とあればこれは自分の10ターン目にこの効果が発動できるようになりますよ、っていうことです。
しかしこの数字は手札にある時に自分のフォロワーを進化させることで進化1回につき9、8、7と減っていきます。
奥義7になれば7ターン目にこの効果が発動出来るってことですね。
なのでフュンフが手札にある時に積極的に進化をしてフュンフの真なる力を解放していくわけです。

では効果の説明に入りますが、本構築においては破壊されていればオーディン、ユピテルを確定で蘇生します。
奥義の段階で使うことはあまりありませんが、3コストのこのカード1枚で 2/3、3/3疾走、4/6守護になるのでコスト的に言えば馬鹿みたいな効果です。
①の効果も発動しているので盤面形成能力は奥義発動時点で大したものです。

③解放奥義 15; 自分のフォロワーすべてを+5/+5する。自分のリーダーを5回復。

解放奥義は15なので最大PPが10のこのゲームでは最低5回は進化していないと効果の発動すらできませんが、条件を達成できればゲームエンド級の効果を発揮します。

ギルド会議の+2/+2バフでも大概強いですから+5/+5バフなんて大概頭おかしいです。その為の解放奥義15という条件なのですけども。

フュンフの効果は条件を達成出来ていれば①→②→③の順番で発動します。
なので3コストで①を付与しつつ、②で2/3、3/3疾走、4/6守護を出して③で5回復しながら自分の全フォロワーを+5/+5バフするので、単体でも
7/8、8/8疾走、9/11守護を作ります。
他にフォロワーがいればそれ以上の盤面が作れますね。
頭がおかしいです。

2.基本戦術で焦らしておいた、そんな頭のおかしい盤面とリーサルがこちら。

今回は盤面にスレイプニルを用意した状態でアンブレラウィッチを絡めた24点ワンショットキルです。
これにギルド会議を絡めれば30点まで出せますがオーバーキルもいいところですね。

こういうことです。

皆もフュンフで気持ち良くなろう!!!

3×《清澄の蒼・テトラ》
本記事で2回目の登場ですが、進化回数5回を達成することで《ソニック・フォー》2枚を手札に加えます。
このソニックフォーも機械カードであるため、自身で無料進化の条件を満たした上で進化時に3枚目のソニックフォーを手札に加えるので、ヴィンセントのリーダー付与効果をテトラ1枚だけで条件を達成し4コスト9点ダメージを稼ぎ出します。
盤面に左右されない安定したダメージソースである為3枚搭載して下さい。

あと、テトラのリーダースキン実装まだですか?

2×《虚無ノ哭風・グリームニル》
通常はランダム2点ダメージという貧弱な能力をしていますが、進化5回を達成するだけでランダム2点×5=10点バーンに化けます
相手の盤面が空ならリーダー10点バーンで、グリームニルが絡むと7~8ターンで試合が終わることが多くなります。
非常に強いバーンカードなのですが、早くても6ターン目以降から使えるカードであり、自身がキャントリップ持ちでもない為2枚採用に落ち着いています。
通常の『進化機械ウィッチ』であれば3枚採用しても良いと思います。


3×《ユピテル》
DOCで追加された進化軸強化の新カード。
通常の効果は
実質4コスト1ドロー1消滅で十分強いのですが、
進化5回を達成することでなんと
実質2コスト1ドロー1消滅リーダー体力4回復になります。

待て待て、アンブレラウィッチでもめっちゃ強いのにまだ強い2コストフォロワーがいるんですか?
いるんですねぇ!!

フュンフの弾、セッカエルフの猛攻を凌ぐ盾、そして何よりキャントリップ。
特別な理由がない限り必ず3枚搭載して下さい。


3.フュンフセット

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フュンフ本体とフュンフ②の効果で出す2種類を含めた計8枚がこの枠です。
ユピテル3枚は通常構築でも採用されているのでフュンフ×3、オーディン×2が本構築のみの特別枠とでも言いますか。

2種は前項で触れているので本項ではオーディンの解説をします。

2×《黄昏の神槍・オーディン》
フュンフで発射する弾であり、5コスト以上で疾走持ちのフォロワーがオーディンしかいないので採用。
6コストとクソ重い上に3/3という貧弱なスタッツが使いづらい点ですが、場を離れた時に残るスレイプニルと共に継続的な除去と場持ちの良さが非常に優秀な点です。
フュンフとの相性の良さも良いのですがやっぱり如何せん重い。

序盤に被ると特大級の事故要因となる為、2枚採用に抑えてます。
フュンフ解放奥義のリーサルを狙う場面は8ターン目以降になることが殆どなのでその頃には1枚くらい引けるやろっていう精神でいましょう。


4.マリガン

構築に関する解説はこれくらいにしておいて、ここからはマリガンの解説に移ります。
と言っても今回の構築はかなり緩いマリガンをします。

結構序盤に欲しいなっていうカードは先後問わずキープ対象にしておかないと簡単に事故り倒します。

キープ対象カード

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以上の9種がキープする対象です。

基本的に初動になるカードをキープしますが、フュンフが初手に見える場合はキープするので実質マリガンの枠が2枠になります。
それもあって叡智の結実までキープ対象を広げてキープします。
2ターン目までに心持つ機械を引けるようにお祈りしましょう。

後攻のマジカルシューターは手札超過しがちですが、それよりもマリーのサーチを優先したいので後攻時のマリガンでも私はキープしています。
何よりシューターを返して事故りたくない。

後攻時にはマイザーをキープします。
2、3コストが綺麗に揃っていればテトラをキープしても良いかなという感じです。

※上記画像には入ってませんが、ウィッチミラーの際はヴィンセントのキープを推奨します。
ヴィンセントに進化を切れるかどうかで勝率が大きく変わります。


5.まとめ

如何でしたでしょうか。
フュンフ型進化機械ウィッチの利点は豊富な対応力、欠点は事故率の上昇です。
その点を踏まえた上で使っていただければなと思います。

大会などのBO3環境ではどうか分かりませんが、ランクマッチのBO1環境では良いデッキだと思っています。

最近では『人形進化メネシス』なんていう新しいアーキタイプも出てきて環境が変化しつつあるので皆さんもデッキの中身、プレイングを組み替えながらシャドウバースを楽しんでもらいたいです。

※追記
対セッカエルフで良いリプレイが取れたので動画にしました。
是非見ていって下さい。


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