『手中の鳥』は増やさない no.499
先週は、こんなフレーズを書いていた。
エフェクチュエーションという考え方において、
『手中の鳥』っていうのは、
すでに自分が持っている もの,こと に目を向け、
それを活かしていこうって意味合いで使われるんだけど、
私の場合、ついうっかり、
新たな鳥を増やそうとしちゃうんですよね。
鳥はすでに、手の中にいるのに、
つい新たな森へ、探しに行ってしまいがち笑
『手中の鳥』は、活かしてナンボ。
いまの自分そのままで、
価値を発揮できる場所や活動のスタイルを確立していく。
それが最短だし、最強。
自分という鍵と、合わない鍵穴の形に、
無理やり変えるようなことはせずに、
自分という鍵が、
よりぴったりあう鍵穴を見つけていく。
そうやっていかないと、
『鳥コレクター』になるだけなのだ。
徒然草・第188段 に出てくる僧侶のように、
乗馬を覚え、芸を覚え…と
枝葉のノウハウばかり学んでいては、
本来の僧侶としての役目を果たせないまま
一生を終えてしまうことになる。
(↓4年前にも旧blogに書いていた^^)
日々新しいネタや、
『これからはコレが来る』
みたいな話が溢れていて、
当然流れはチェックしておくんだけど、
そういう情報たちや、
移り気な自分の気持ちに振り回されないように、
遠くの北極星をしっかりと見つめ、
方向性をブラさず進んでいきましょう。