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エルデンリングの役割について     【エルデンリング考察①】

ゲーム内で確認できるエルデンリング①
ゲーム内で確認できるエルデンリング②

ゲーム内で確認できるエルデンリング③

エルデンリングの役割について
その破片である大ルーンの性質を元に考察していく。

尚、この記事中の考察はあくまで筆者の考えに過ぎない。
~だ。などの断定口調で記述してあっても、
客観的事実に基づいた検証可能な事象でない場合があるのでご容赦を。

エルデンリングはエルデの獣が変化したもの

かつて、大いなる意志は
黄金の流星と共に、一匹の獣を狭間に送り
それが、エルデンリングになったという

祈祷「エルデの流星」

それは、大いなる意思の眷獣であり
律たる概念の具現であった

道具「エルデの追憶」

大いなる意志が送ったエルデンリングへと変化したらしい。
流星とともに送られてきたことから、宇宙由来のものであると思われる。
また、この獣とはラストボスの「エルデの獣」だろう。
ここから、エルデンリングとは「大いなる意志」によって送られたものであることが分かる。
また、大いなる意志を利するものであるとも推測される。

エルデンリングは律である

偉大なるエルデンリングは、黄金の律
それは世界を律し、生命は祝福と幸福を謳歌する

指読みのエンヤが語る二本指の言葉

流れる星をすら律し
命の灯を高らかに輝かす

エルデンリング
おお エルデンリング

ELDEN RING デビュートレーラー【2019 E3】

円卓の二本指の言葉を伝える指読みのエンヤによれば、「エルデンリングは世界を律する存在」でもあるらしい。
ティザームービーのナレーションでも、同様のことを述べているので、大きく間違っていることはないだろう。

そんなエルデンリングは女王マリカに砕かれ、大ルーンとしてデミゴッドに宿ることになった。大ルーンを集めることでエルデンリングを修復できることから、両者には似た性質があるはずだ。

大ルーンの「恩恵」について

大ルーンは装備して、ルーンの孤を使うことで恩恵の力を発揮できる。

最強と名高いゴドリックの大ルーン

そもそも恩恵の力とは何か?

  • ゴドリック:恩恵により、すべての能力値を上昇させる

  • ライカード:恩恵により、敵を倒した時にHPを回復する

  • ラダーン:恩恵により、HP、FP、スタミナの最大値を上昇させる

  • モーゴット:恩恵により、HPの最大値を大きく上昇させる

  • モーグ:恩恵により、召喚した霊体に血の祝福を与え、また侵入時に「大ルーンの幻影」を入手する

  • マレニア:それは半ば腐敗しており、恩恵により、緋雫の聖杯瓶の回復量が少なくなる。しかし恩恵はまた、マレニアの抗う意志を宿し、ダメージを受けた直後であれば、攻撃により、ダメージの一部を回復できる

  • 産まれなき者:「『産まれ直し』を完全なものにする」だと思われるが、詳細不明

  • なし:HP最大値を少しだけ上昇させる

マレニアの大ルーンに顕著に現れているが、大ルーンの恩恵は、その元々の持ち主の意志を宿すものらしい。そして、その意志を元にした力を、ルーンの弧の使用者に反映させるものであるらしい。

最も弱いと評されるゴドリックの大ルーンが40レベル分の上乗せという、
最も強い効果で、それは彼が接ぎ木をしてでも自らにない力を求めたのだという現れではないだろうか。
モーゴットの大ルーンの力がHPの最大値上昇という大ルーンなしのときの効果と大差ないのは、彼が王になれないことを理解していたが故に必要以上の力を求めていないという諦念が反映されているのではないだろうか。

また、マレニアのものが腐敗していたり、モーグのものが呪われた血で染まっていることを踏まえると、物理的に持っているモノというよりは、マリカに宿ったエルデンリングと同じように身体に宿るものであるらしい。
身体を棄てたラニがその大ルーンもまた棄てていることや、殺して奪う以外の方法で手に入れられないのは、それが理由なのだろう。

ルーンの孤について

エルデンリングの下方には
輪の恩恵の受け皿、底辺の孤があるとされる
これは、その破片であろう

道具「ルーンの弧」

そもそもエルデンリングの底辺の孤は輪の恩恵の受け皿とされている。
「受け皿」ということは上から恩恵が降り注ぐということだ。
また、エルデンリングは最上部にも底辺と同様の受け皿が描かれている。
率直に考えれば、上から降り注いだ「恩恵」がエルデンリングを通して底辺の孤にまで降り注ぐということになるだろう。
上からただ降り注ぐだけではいけないのだろうから、エルデンリングには上から降り注ぐ恩恵を変換する役割があるのではないだろうか。

ラニと二本指、神たる女王マリカ

ところで、魔女ラニと二本指は互いに呪い合っている。
それは、ラニが二本指に操られたくなかったからだという。

デミゴッドの中で、ミケラとマレニア、そして私だけが
それぞれの二本指に見出され、女王マリカを継ぐ、次代の神の候補となったのだ
だから、私はブライヴを授かった。神人の特別な従者としてな
…そして私は、二本指を拒んだ
死のルーンを盗み、神人たる自らの体を殺し、棄ててでも
私は、あんなものに操られたくなかったのだ
…それ以来、私と二本指は、お互いを呪っている

小さなラニに話しかけた際のセリフ

反対に考えれば、
身体を棄てずに神になった女王マリカは、二本指に操られているのではないだろうか。

実際、円卓で指読みのエンヤから聞ける二本指の言葉と、
メリナを通して聞ける各地に残るマリカの言霊の尊大な言葉遣いは、
かなり似通っている

二本指がマリカの後継者として神人を選んだことと、女王マリカがエルデンリングを砕いて破砕戦争=後継者戦争を巻き起こしたことも、一貫しており、二本指=大いなる意志と女王マリカの意志はかなり近いと言えるだろう。


エルデンリングの役割について

エルデンリングの破片である大ルーンとは、
宿主たるデミゴッドの意志を力に変えるものであると前項で推測した。
エルデンリングの宿主は神たる女王マリカである。
では、神たる女王マリカの意志とは何か?
神たる女王マリカは大いなる意志の遣いたる二本指に操られている
女王マリカの意志とは即ち、大いなる意志であると考えられる。
つまり、エルデンリングとは、
二本指と神人を通して伝えられた大いなる意志
黄金律という「力」に変える装置なのではないか?
エルデンリングが砕かれた結果、黄金律がどうしようもなく狂っているのは、大いなる意志を黄金律へと変換できなくなってしまったためだと考えると筋が通るだろう。

エルデンリングが砕けた状態では、大いなる意志は狭間の地に直接干渉することが出来ない。その状態で女王マリカのもうひとつの人格「ラダゴン」に自由に動かれると困るだろう。そこで黄金樹の中に捕らえることで、ラダゴンが好き勝手に振る舞うことを防いだのである。

余談・妄想

崩れ行くファルム・アズラ最深部には、エルデンリングに似た紋章が刻まれている。

ロード画面にも度々登場する、黒き剣のマリケス戦の舞台の壁面

これがエルデンリングと同じ役割を担うものだったとすれば、ファルム・アズラに降ってきた隕石もまた、この紋章が大いなる意志を力に変えたことで発生したのかもしれない。

ラダゴンを倒してエルデンリングを掲げても、基本的に黄金律が継続されるのは、大ルーンと同様にエルデンリングの元の宿主たるラダゴンの意志が反映されているのかもしれない。

黄金律と異なる理である輝石の魔術をレアルカリアで学んだラダゴンが王都に戻った後に黄金律を探究したのは、「大いなる意志」というものを探究したかったのかもしれない。

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