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イマジナリーフレンドが出てくる映画を見に行こう!

【登場人物】
「マオ」
社会人。

『魔王』
マオのイマジナリーフレンド。


“ブルーきみは大丈夫”を観てきた。
イマジナリーフレンドを扱った映画は以前観たことあったが、(Daniel Isn't Real/2018)そっちはホラーだった。
今回のは子供向けっぽいので安心だ。
せっかく連休をとれたので、行ったことない映画館で観ることにした。

『日曜のイオンモールはやっぱ子供が多いなぁ。』
「お、攫う?ジタバタしても攫ってっちゃう?」
『しねーよバカ。お前の相手で手一杯だ。』
「もう子供じゃないよ、私。」
『我からすれば幾つになっても小娘だよ。そんなことよりポップコーン買おう。スゲー列だから早めに行かなきゃ。』
開場時間ギリギリにポップコーンをGET。
遅れないかドキドキした。

劇場内は家族連れが多い印象だった。
割と小さい子も多い。

『映画ってワクワクするよな!』
浮かれる魔王の図。

鑑賞後。
泣いた。
まさかこんなに泣くとは思わなかった。
「いづもぞばにいてくれてありがどうねまおう」
『ぐちゃぐちゃな顔で大事なこと言うなよハンカチ使え。』

終盤の展開はもちろんだが、個人的にはビーとルイスが海辺のベンチから思い出の中の遊園地に行くシーンが効いた。と言うのも海辺のベンチとそのすぐ後ろに遊園地というビジュアルが子供の頃に描いていたイマジナリーフレンド達の住む街にそっくりだったからだ。
劇中ほど賑やかでもカラフルでもないが、そのシーンの直前のルイスのセリフも相まって胸にくるものがあった。
『あれは完全に我らのいる“風の街”だったよな。まぁこっちは廃遊園地を居抜きした海辺の街だけれども。』
「風に乗ってオルゴールの音が聴こえてくるんだよね。よくあんな感じのベンチで一緒に波を眺めて過ごしたよね。」
『たまには帰ってこいよ。みんな待ってるよ。』
「子供の頃ほど没入できなくなったというか、街の景色を想像したり複数のフレンドと話すのがキツくなっちゃったんだよねぇ。忘れちゃった子もいるし....大人になっちゃったなぁ。」
『”大人になった子供達にこそ、私たちが必要なんだ“。おじいちゃんクマのセリフ。我らもそう思っているよ。まだまだ一緒に遊ぼう小娘!
ちなみにお前が忘れたIFは全員喰ったから。みんな我の闇の中で眠っているヨ...』
「おい急に怖いこと言うなよ。」
『え。さてはキャラ設定一部忘れやがったな!?みんないずれは死の象徴である我の闇の中へ還帰るって作ったお前が言ったんだぞ!?』
「そんな厨二病設定あったかなぁ。」
『そんなこと言うならお前が死んだ時迎えに来てやらないからな💢』
「それだけは許して。死ぬ楽しみが無くなるじゃん。私の最期の希望を奪わないでよ。」
『ふんっ。....考えといてやるよ。』

(IF達が住む街の元ネタというかイメージにピッタリで当時よく聞いていた曲があったので載せておきます↑)


映画の後はイオンモールを探検した。
館内はとっても広いし冷房が強くて寒いし空腹だしで遭難するかと思ったけど、まさかのニナズパリがあったのでお茶してきた。紅茶カップが大きすぎて面白かった。お土産に紅茶缶も買った。

疲れて人の形を保てない魔王の図
『ミニアイスくらいは貰っていいよナ!?』

その後はバスに揺られ帰路についた。
遠かったなぁ、武蔵村山。
でも楽しかったので良し!


【おしまい】

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