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絶賛ネガティブ発動中

この定期的に訪れるネガティブモードはもはや、
私という人間が作られる上で必要な工程で
暗く深い思考の底を這いずりながらも
まるで何事もないかのように取り繕っては
過去の自分と戦っている。
転がり落ちていく自己肯定感に消えてしまいたいほど
考え込むくせに、「寝たら忘れる、大丈夫!」と
湧いてくる根拠のない自信は
一体どこからやってくるのか。
たまに現れる楽観的な自分に何度も救われるが
どれが本当の自分なのかなんて誰にもわからない。
無意識にとってる透明なバランスは
自己防衛の為に必要なことなのだろう。
もしかして本当は
自分の知らない色を纏った自分が何人もいて
みんなでひとりの私を描いて生きている、なんて
そんな愉快な想像ばかりならいいのだけれど
大抵は漠然とした将来への不安、
たらればの後悔と反省、
くだらない男に向けた行きどまりの愛で
頭の中は黒く埋め尽くされる。
散らかった思考と感情を吐き出さなくては
体が重さに耐えきれず沈んでしまう。
埋もれて見失う前に掬い上げた想いを
未来の自分への彩りになるように
私は言葉を紡いでいく。

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