見出し画像

FJALLRAVEN by 3NITY TOKYO通信 富士山編

【富士山の登山ルート】

富士山の山頂へ至るルートは4つあります。
それぞれ起点となる登山口が異なるので、自分の体力に合わせてルートを選びましょう!

①吉田ルート(山梨県)

・標高:2,305m
・登り:約6時間 / 下り:約4時間
・登山道と下山道が、完全に別ルート
・登りに山小屋が多く安心、登山者の半数が利用するルート
・ご来光:五合目以上で見える。
・混雑度:★★★★★

②須走ルート(静岡県)

・標高:1,970m。
・登り:約6時間 / 下り:約3時間
・唯一の樹林帯からスタート
・登山道と下山道が(一部区間を除いて)別ルート
・本八合目から吉田ルートと合流
・ご来光:樹林帯ぬければ、どこからでも見える
・混雑度:★★★

③御殿場ルート(静岡県)

・標高:1,440m。
・登り:約7時間 / 下り:3時間
・出発点の標高が最も低く、距離が長いため健脚向き
・他ルートに比べ、山小屋が少ない
・4ルート中、最も登山者が少ない
・ご来光:ほぼ、どこからでも見える
・混雑度:★

④富士宮ルート(静岡県)

・標高:2,380m。
・登り:約5時間 / 下り:約8時間
・出発点の標高が最も高く、山頂までの距離が短い
・全体的に傾斜が急で、岩場が多い
・登山道と下山道が同じルート
・高山病に最もなりやすいルート(…と言われている)
・ご来光:山頂あがって、駒ケ岳を越えないと見えない
・混雑度:★★★★

【富士山とは?】

標高3,776.12m、日本最高峰(最高峰は剣が峰)の独立峰です。
富士山は、2300万年前~500年前に海底火山が噴火して以降、4回の大噴火をくり返し現在の形が出来上がった成層火山です。
南側の山麓は、駿河湾までに及び海面から山頂まで傾斜面が連続する成層火山としては世界有数の高さを誇ります。
その優美な風貌は日本の象徴として広く知られ、数多くの芸術作品の題材だけでなく、気候や地層など地質学的にも社会に大きな影響を与えています。

◆富士山信仰 『富士山=大日如来』

富士山は、その孤高な美しさだけでなく荒ぶる噴火により、神の住む山として畏れられ崇められてきました。
「福慈神(ふじのかみ)」と名付けられた富士山の神霊は、平安期に「浅間大神(あさまおおかみ)」と呼ばれるようになります。
その頃の富士山は荒れに荒れており、鎮めるために山麓に浅間大神を祀ったのが富士山本宮浅間神社のはじまりと言われています。
今までは「遠くから拝む=遥拝(ようはい)」だったものから、「足を踏み入れる=登拝(とはい)」に変化していき、修行を目的にした「修験」や民衆に開かれた「富士講」へと道は続いていきます。

◆期間限定!? 『まぼろしの滝』

富士山には、5月中旬~6月中旬にだけ現れる「まぼろしの滝」があるんです!

標高1,950ⅿにある須走登山口から、約30分登ったところ。
春が過ぎ、暖かくなってくると富士山の雪解けが一気に進み、一斉に流れ出します。
それが、川や滝のようになること。
また出現場所は状況により変わることから「まぼろしの滝」と呼ばれています。

◆富士見スポット 『登る富士より、眺め富士』

葛飾北斎「富嶽三十六景」、歌川広重「富士三十六景」...
古来より、様々な場所から富士山を眺めてきました。
登るだけが全てではない、眺める喜びもまた富士山の楽しみ方のひとつ。
そんな富士見スポットを厳選して紹介しちゃいます!

【富士山クイズ!!】

①富士山の日は、何月何日でしょう?
②真夏の富士山頂の最低気温は?
③富士山に初めて登ったとされているのは誰
④富士山は世界で何番目に高い山?

答えはコチラ↓↓


次回もお楽しみに!

バックナンバーはこちらから↓↓
FJALLRAVEN by 3NITY TOKYO通信

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?