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ごきげんいかが

「自分で自分の機嫌をとる」という文章を目にするたび、何をそんな当たり前のことを…と思っていた。

「機嫌が悪い」と聞くとイライラしたり、何かに腹を立ててムスッとしているような状態のことだと思っていた。そんなふうに自分の悪感情を明け透けに態度に表すなんて、少なくとも大人がすることじゃないと思っていた。

けれども、そもそも機嫌とは快か不快かという気分のこと。

理由もわからず気持ちが沈んだり、不安感におそわれたり、悲しかったりすることも「機嫌が悪い」状態なんだと気がついた。今さらかもしれないけど、個人的にすごく驚いた。先入観が剥がれにくいお年頃だな。

自分の機嫌をちゃんととるために、服用する漢方薬をひとつ増やした。少しでも生活しやすくなるといいな。

3歩進んで3歩下がる毎日。人生でいちばん虚ろな感じの一年だけど、わかったことが色々ある。前より人に優しくなれている気がする。

プールの底に沈んでて、苔生しててぬるぬるしてるしちょっと視界は澱んでるけど、きらきら光る水面はちゃんときれい。そんな感じ。


追伸。
ボクシングジムは見つかっていない。見つかる気もしない。
母とのハグは続いている。もうずいぶんラフな感じで、アメリカのドラマをたくさん見ていてよかったと思った。

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