ワンツーワンツー

唐突だけれど、最近ボクシングジムを探していた。

ボクシングという競技に特に思い入れはないのだけれど（それどころか何も知らない）、興味本位で通ってみたいと思った。

ボクササイズではなくボクシング。色々と発散できそうという思惑からの選択。

さらに職場と家族以外に自分の居場所を作りたいというか、何か夢中になれるものを見つけられたらいいなと思ったりもして。

でも、なかなかちょうどいいところが見つからないままでいる。まず数が少ないうえに、立地とか会費とかジムのポリシーとか。なかなか難しい。

私の居住・通勤エリアに新しいボクシングジムができない限り、私が探しているようなジムには出会えそうにない。無念。

こんなとき都会ならば、すぐに自分の求めるちょうどよさに出会えるのではないかともどかしく思ったりもする。

けれどもそれと同時に、今の私は都会では一秒たりとも生きていけなさそう…と感じる。田舎より生命力の強さがものを言いそうだから。都会を一体なんだと思っているのか自分でもわからないけど、ちょっとした畏敬の念があるのだろうね。

友だちやパートナーに自由にのんきに会うことのできない日々が、明らかに人との触れ合いを渇望させる。もともと一人で過ごす時間が好きだったはずだけれど、それは永遠ではないから愛せた時間だったのかも。

ワクチンを打てばこんな日々に終止符が打てるのか、果たして。おそらくそんなもやもやを吹き飛ばせるのではという期待もあってボクシングジムに通いたいなんて唐突な思いが降って沸いたけれど、まずジムが見つからずさらにもやもやの種が増えただけとなった。南無南無。

そんなわけで相変わらず趣味は散歩。今日も12km歩いた。まあ、梅雨時の晴れ間は嬉しいし季節の花は綺麗だし、楽しかったからいいけど。