普通の中学生が学年ビリで留年して社長になった話。
おはようございます!歯科医師×社会起業家、たわちゃん(多和実月)です。
すべての人にお口からの健康を届けるため、U30の若者が活動するコミュニティの運営や講演活動をしています!
先月、奈良市立若草中学校にて講演をしてきました。
テーマは「普通の中学生が学年ビリで留年して社長になった話」
私の26年の人生をギュッと凝縮した内容でお話してきました。
子どもたちそれぞれが課題を見つけ、深めていってほしいとPBL導入に取り組まれている先生方の想いにお力添えする形でのご協力。
講演の内容といただいた感想の一部をもとに振り返ります。
ごく普通の中学生だった
「昔からリーダー気質だったの?」
「何か特別な経験をしてきたの?」
今でこそよく言われますが、ぜんっぜんそんなことありませんでした。かつての同級生の中には私がこんなんになってるのびっくりしてる人もいると思う(笑)
勉強も部活もそこそこで、これと言って打ち込めるものもなく...今でこそonly oneがモットーの私ですが、当時はどちらかと言うと目立たないように振る舞っていたし、周りと足並みを揃えるタイプでした。クラスに1人はいそうな「THE普通」の中学生だったと思います。
数ある学部の中から歯学部を選んだ理由も、これと言ったものはないです。医療職に憧れていたわけでもなければ、何かを成し遂げたかったわけでもない。細かい作業も別に好きじゃないです。強いて言うなら、「資格が取れるところ」「1年間の受験勉強で受かりそうなところ」の2つが条件でした。今の私からは考えられないほど保守的な考えですね(笑)
学年ビリで留年しました
こうして歯学生になってからも夢中になれることは見つからず...ほぼ全時間を遊びとバイトに費やしました。そして入学後わずか半年で留年が決まりました。
昨日まで並んで歩いていた同級生の輪からどんどん置いていかれる感じ。人生で初めて経験した挫折でした。
不幸中の幸いは1年の内で登校日がわずか8日だったこと(留年期間は落第した単位だけを取る、言い換えると他の単位は取れないシステムだったので)。要するに人生の夏休みです。この期間にいろんな職業を経験したし、海外留学にも行ったし、ビジネスの世界も知りました。
これらの経験は起業にも活きてますし、「自分の道は自分の意思で決める」というマインドセットに切り替えたターニングポイントでもあります。
そして社長になりました
そしてこの春、私は会社を創業しました。
まさか自分が会社を経営している未来など、10年前は想像すらしていませんでした。
これは私1人の力ではありません。創業に至るまで多くの仲間に支えられました。社長という肩書きと権限はみんなから託されているものだと思っています。
ここに至るまでも、そしてこれからも大変なことの方が多いけど、私は素敵な仲間たちとこれからも夢を追い続けます。
15歳の皆さんに伝えたいこと
┗夢中になれることがある人へ
1.どんなことでもいい!まずはとことんやってみよう!
残念ながら出る杭は打たれるのが世の中です。でも出過ぎた杭は磨かれます。もっと言えば、出過ぎた杭しか磨かれません。
だからどうか狭い世界に捉われず、どんどん突き抜けてください。突き抜けた先には同じようにもがき苦しんだ仲間やサポーターが見つかります。
2.夢は変わってもいい!
夢が変わることは当然あります。当初の延長線にあることもあれば、全く別のものもあります。いずれにせよ変化に対して周りは何かしら言ってくるものです。
ここで私が好きな北極星の話をしましょう。不動の目標なんて言われる北極星ですが、実はゆっくりと時間をかけて別の星に変化しています(今はこぐま座のポラリスが北極星ですが8,000年後にははくちょう座のデネブに移り変わる)。何が言いたいかというと、変わらないものの方がないのです。だから夢も変わってもいい。まっすぐに進み続けることが大事です。
┗夢中になれることがない人へ
1.焦らなくていい!
夢中になれることがないのではなく、まだ見つかってないだけです。私だって20歳そこそこになるまで夢中になれることなんて1つもなかった。だから今日みたいな話を聞いても焦らなくて大丈夫だということを初めに伝えたいです。
それでも少し早回りしたいという情熱があるなら、「子どものときに夢中になれたこと」あるいは「辛かった経験」に向き合ってみてください。そこにヒントが詰まっています。
2.目の前にあることを全力で!
私はみんなに誇れるような学生生活は送れてなかったけど、その時々で自分に与えられたことを一生懸命には取り組んでいた自信はあります。
中3の担任の先生に「多和がいるクラスは自然と盛り上がる」と言われたことがあります。勉強とかスポーツとかもっと具体的に褒めるところなかったんかい!ってのが正直なところでしたが、行事や打ち上げを率先して企画しているところを見てくれてたんだなと今は理解できます。もちろん当時の私は「みんなが楽しんでくれたら嬉しい」という気持ちでやっていたことでした。でも起業で必要不可欠な要素が自然と身に付いた時期だったと思います。今振り返るとね。
いただいた感想
皆さんから嬉しい感想の数々をいただきました。まずはまとめてくださった先生方、本当にありがとうございます。
個人が特定可能な内容は省きながらここでも一部共有します。
総じて理解力と言語化力が素晴らしい!(自分が15歳のときこんなに立派な感想を書けたかと…ただただ感心してます笑)
こちらこそ貴重な経験を本当にありがとうございました!
たわちゃん
💚🤍💚