でたらメ書評

怒力––––適切に怒る–––– 佐藤多面著

最近、いつ怒っただろうか?
怒っていないはずはないが、すぐには思い出せない。
喜怒哀楽のその他3つに比べて、
とりわけ怒るという感情は軽視されがちだと
著者は語る。
確かに、世の中にアンガーマネジメントの本は
数あれど、"怒る"という感情そのものに対して
こうも肯定的な本はなかなか無い。
近ごろ話題の涙活という言葉になぞらえて言うなら
これはその怒り版、"怒活"とでもいったところか。
脳科学的なデータも交えてその効果や実践について
著者のユーモアたっぷりな語り口で記されている。
タイトルに惹かれた人は一読の価値あり。
ちなみに著者の佐藤多面氏はバツ3だそうだ。

文・丸オヨロ


(この書評はすべてフィクションです。
実在の人物、書籍、その他とは一切関係ありません。)

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