ディスクレビュー: くだらない1日 / くだらない1日

東京の「くだらない1日」というバンドの2020年作品

1曲目レッドアイズブラックドラゴン。通称「真紅眼」、元々はダイナソー竜崎のカードだったが、戦いに勝利した城之内が手に入れることになる。ダイナソー竜崎とは何なのか。ダイナソー(恐竜族)デッキを使うデュエリストで西日本代表の全国大会準優勝の実力者とされているが、遊戯王劇中本編ではほとんど勝利したことはないらしい。全財産をはたいてこの「レッドアイズブラックドラゴン」のカードを手に入れるが(狂っているのか?)城之内との戦いに「わいに勝てば真紅眼の黒竜をやる、わいが勝てば時の魔術師をもらう」とイキったものの負けてしまいカードを差し出すことになった。そんなこのカードにまつわる哀愁とこの曲の哀愁が同質のものかどうかはわからない。くだらない1日というバンド名にふさわしいくだらない曲タイトルだ。しかし2曲目の美しいアンビエント、3曲目「激情部」の透明感とのギャップがおかしい。バグっている。

1. レッドアイズブラックドラゴン 01:44
2. () 00:43
3. 激情部 05:24
4. アメフト部(feat.as a sketch pad) 04:38
5. 帰宅部 02:41
6. ラーメンカレーチャーハンケーキ定食 02:34
7. 実録!!「流麗なアルペジオにオタクは涙する、その謎を探るべく我々はアマゾンの奥地へ足を踏み入れた...」 02:46
8. 無知 03:15

Text by Akihito Mizutani (3LA -LongLegsLongArms Records-)
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