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ディスクレビュー: We Bury Our Dead Alive / Yaphet Kotto

2004年作、このジャケットが最高にEMO、内容だけでなくジャケットから既に名盤感の漂う事実上のラストアルバム。

激情エモ・カオティックの最重要バンド3rd! 前作、前々作よりさらに表現力、深みを増したドラマチックな曲が揃う本作は、1st,2ndのファンにとっては一部賛否両論となった。その理由が楽曲にスローパートが増え、重い表現の比重が増したこともあるのかもしれない。実際にドゥームパートともいうべきパートは増えてはいるが、その分動パートとのコントラストが増しており作品としてのダイナミズムは全リリースの中でも最高峰。現状にとどまらず己のネクストレベルを追求するという姿勢こそハードコア。現状維持とは衰退のはじまりなのだ。彼らの意志がつまりまくった音源は他の追随を許さない至高のクオリティ。個人的にはサウンドプロダクションが2000年代の音圧思考みたいなものに染まっていないのもポイント高い。

tracklist:
1. Untitled 3:02
2. We Bury Our Dead Alive 5:23
3. The Heavy Burdon 2:40
4. Past On The Stairs 3:48
5. Chime The Day 3:04
6. Paths 4:14
7. The Constant Ringing 3:11
8. The Lurker 6:20
9. Chime The Night 5:21
10. Untittled 0:59

Text by Akihito Mizutani (3LA -LongLegsLongArms Records-)
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