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ディスクレビュー: 脊髄 / sassya-

2019年作品で、曖昧な歌詞ばかりの日本語ロック勢(あえてハードコアとは言わない)の中でも秀逸だし、ある領域の人たちの心情を代弁するロック。ブランキーは不良だし、神聖かまってちゃんはオタクなんですが、彼らは不良でもオタクでもサブカルでもなく、自分達がどこから来たのか、何を代表しているのかってところに意識的。そこが良かった。
「かっこつける」という行為がどこかのタイミングで「ダサいもの」になった時代があったんだけど、時が巡って、今はかっこつけることってまた価値観が変わってきたと思う。確かに「ダサい」と見る向きはあるのかもしれないけど、僕はsassya-のかっこつけ方は支持したいと思いますね。「脊髄」は名曲です。BEST OF 2019の1つ。

tracklist:
1. 東京
2. No way
3. SANE
4. over (Album ver.)
5. dear steel
6. manner
7. だっせえパンクバンド
8. T
9. 脊髄

Text by Akihito Mizutani (3LA -LongLegsLongArms Records-)
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