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ディスクレビュー: Totality / Orchid

エモバイオレンス、激情シーンに多大な影響を与え続けてきたOrchidの編集盤。Orchidといえばやはり1stの『Choas Is Me』(1999年)、2ndの『Gatefold』(2001年)なんだけど、多作な彼らはアルバム以外の音源が大量に残っている。そしてそれらの作品は実験的だったり、新しい音への進化の過程だったりというバンドファンにとっては面白い要素がたくさん詰まっているのは特筆しておきたい。全24曲が収録された本作は、7インチやスプリット、未発表テイクなどを集めたディスコグラフィ盤でこのバンドを聴くのに最初の音源にするのは当然名盤Gatefoldからおすすめなのだが、フルアルバムを全部聞いた後に帰って改めて向かい合って欲しい音源。バンドが他では見せなかった別の魅力が詰まっている。

tracklist:
1. New Ideas In Mathematics
2. Beautification Committee
3. Ding Dong Dead
4. Mono Vs. Stereo
5. Lucky 13
6. Intelligable Audio
7. She Has A Cold, Cold Heart
8. Eye Gouger
9. Panopticism
10. Mean S.O.B.
11. 36 Day Syndrome
12. O.S.K.
13. Stagnant
14. Hit The Ground
15. Consumed
16. A Written Apology
17. Pledge
18. The Easy One
19. Angel
20. Notes From A Smooth Talker
21. T-120
22. Halving The Bones
23. September 18th, 1993
24. Weekend At The Fire Academy

Text by Akihito Mizutani (3LA -LongLegsLongArms Records-)
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3LA -LongLegsLongArms Records-
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