地域課題と自治会

自治会として近隣インフラに対する問題としての取り組み。

任期中にマンション最寄りまで通る深夜バスがコロナ禍による乗客減のため休止になってしまった。
深夜になるとタクシーも相対的に少なく、バスよりも割高になることもあり、近隣住民にとっては切実な問題となった。

自治会員より自治会としてバス会社にも申し入れしてもらえないか?との相談を受けた。
その自治会員はご自身でバス会社に問い合わせをしたり、行政に対して対応してもらえないかと相談したりしたそうだが、個人としての取り組みは限界があったとのこと。

自治会としてバス会社に対して事実確認をした上で、単純に要望として申し入れるだけでなく、自治会が動くことでバス会社にもメリットになる取り組みができないかということを考えた。

無論単独の自治会による取り組みだけでは効果も低いため、同じバス路線沿線自治会にも協力をしてもらうべく動いた。

最終的には近隣自治会とも合同で、「普段からバスに乗りましょう。会社からバスの交通費支給されている場合はバスを利用しましょう」ということを自治会員に対してお願いするキャンペーンを行う代わりにバス会社に対して深夜バスの復便を要望することを行った。

近隣自治会に対してはこの取り組みに賛同していただける自治会を募り(賛同いただけない自治会もあった)自治会員に対しても周知いただくための連名入りのポスター、チラシも作成して配布した。

自治会として近隣団体や自治体に対して要望を出す際は、単なる圧力団体のようになってしまうは良くないんだと思う。
同じ地域に共存する立場として、お互いに発展していくために双方にメリットのある落とし所を見つけて要望、交渉する必要があるんじゃないかなと。

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