音声配信は誰かの生活に溶け込むことができる #noteフェス

2021年10月15日(金)~17日(日)に開催された『note CREATOR FESTIVAL』(noteフェス)。

2日目の16日に行われたトークセッション『スキを伝える音声の可能性』には、arne代表の松島功さんとライターのりょかちさんが登壇され、ポッドキャスト「ドングリFM」主宰で編集者の鳴海淳義さんがモデレーターとして進行をされていました。

私がnoteフェスレポーターになって、特に印象的に感じたことは、音声配信に興味がある人が増えているということです。これからやってみたいという人もいれば、もうすでに音声配信をしている人もいて、実際にレポーター同士でポッドキャスト配信をすることもありました。

私は音声配信というものに興味はありましたが、ポッドキャストがどういうものなのかよく知らない状態でした。なので、プレnoteフェスとして開かれた『声で伝える「#音声配信のはじめかた」勉強会』でようやく理解したというレベルです。そして、私が思っているよりずっと音声配信が盛り上がっているという現状も知ることができました。

『スキを伝える音声の可能性』では、改めてポッドキャストとはどういうものなのか、なぜ今ポッドキャストが注目を集めているのかという説明もありつつ、実際に配信をされている鳴海さんとりょかちさんの実体験をたくさん聞くことができました。それぞれの配信スタイルが違うことも分かったことにより、ポッドキャストを始めるハードルがかなり下がったように思いました。結構気軽に始めても大丈夫なんだな、スマホだけでもできるんだな、というような感じです。また、松島さんのように業界に精通している方がいることにより、興味深い話もたくさんありました。

このトークセッションは動画でありながらも、会話だけでも楽しむことができるような、ラフに聞けるトークセッションだったこともあり、どちらかと言えばラジオを聴く感覚に近い状態でした。なので、レポートらしいレポートは書けないなあ、と思いながら、気が付けばこの動画を何回も見ていました。会話のテンポが心地良くて、スッと入ってくるんですよね。さすが普段から音声配信をされている方々のトークセッションです。

noteフェスが始まる前から思っていたことなのですが、失礼ながら私はあまり登壇者の方々のことを知らないことが多く、noteフェスで初めてしっかりと認識するという状態だったのですが、このトークセッションを通じて、すっかりりょかちさんのファンになってしまいました。というのも、りょかちさんが配信されている『やいやいラジオ』を聴くようになったのですが、何だかすごく話が「分かる」。改めてプロフィールを見ると、私と同い年だったんですよね。それで「だからこんなにりょかちさんの話が分かるんだ」と共感できる理由が判明しました。りょかちさんは同い年だけど、たくさんのことを経験していらして、才能もあって、そんな姿に憧れもあって。やっぱり同年代の方の活躍ってとても刺激になるんですよね。それから、りょかちさんが執筆された記事なども読むようになって、ますますファン度が増しています。

音声配信の可能性ってまさにこういうことで、ポッドキャストをきっかけに、人となりを知ることで、その人が普段どんな活動をしているのかという興味にもつながっていくと思います。もちろん、しゃべりを専門にされているポッドキャスト配信者もいらっしゃると思いますが、何か別の本業があって、なおかつ音声配信という形でも発信をしているという方もとても多いと思います。なので、ポッドキャストはファンを増やすきっかけのひとつにもなると思うのです。

鳴海さんが「音声配信はコスパが良い」と言われていましたが、確かに時間をかけて書いた文章をサラッと読まれるよりも、10分話した内容をそのまま10分聴いてもらう方が、配信する側も聴く側も気が楽なのかもしれません。

そして、タイトルにも書いたように、音声配信は生活に溶け込むことができます。作業している時間や移動している時間など、耳さえ空いていれば楽しむことができます。そういえば、学生の頃も勉強しながらラジオを聴いていた私。今でも何か手を動かさなければならない時、誰かの話し声があると捗るような気がします。一生懸命聴くというよりも、その空間で楽しむことができる。それが音声配信の魅力なのかな、と思うようになりました。

今後も引き続き、音声配信にも注目していきたいと思います。

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