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国際女性デー:ブロックプリントのイベントに参加
ちょっと遅くなったが、3月8日は国際女性デーだった。「国際」とつくからには、インドでも同様にイベントがあったり、色々なところからメッセージが送られて来たりする。
ちなみに国連が掲げる今年のテーマは
「3DigitALL: Innovation and technology for gender equality(ジェンダー平等のためのイノベーションとテクノロジー)」だそうだ。
たまにセールがあったり割引されたりと、本質とは経験ないものもあるが、お得なのだからまあいい笑
過去に私が働いていた会社でも、今の会社でも3月は何かしらのイベントがある。一定以上の規模の会社はイベントや周知の実施が義務になっているのではないかと思う。
個人の意識に定着するまではそれもありなのかな、と思う。
インドは女性の社会進出が遅れてそう、ジェンダーギャップが大きそう、と思われがちだし、友人からもそんな発言を聞くが、私の肌感覚ではそれほどひどくない様に感じる。
それは恐らく、私が首都圏にいて、一定の規模の企業にいるからで、平等に近い権利を受け、それを主張して勝ち取る事もできる女性も多数いるが、一方で、基本的人権すら保障されてない状態の女性たちもいるのだろうと思う。
私の身近にいないだけだ。
この規模の会社に入ってくる女性達は、大学は当然、修士課程を終えている人も多いし、留学経験がある場合も多数だ。高い教育を受けていて、グローバルな視点を持っているので、管理職になっている人もいるし、女性だからと言って黙って不当な扱いは受け入れない。
一方、農村部は格差が大きいと聞いている。
私は行ったことないし、目の当たりにしたことはないからあくまでも聞いた話だけど、義務教育すら行かせてもらえないとか、生理になると(トイレが整備されてないなどの理由で)学校休むとか、かなり若いうちに結婚させられるなどである。
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これからは、支援が必要な女の子達にも、まずは必須の教育の機会が与えられる事を願う。(なぜ教育なのかと言うと、教育を受けることによって、彼女たちが自分で自分の人生を勝ち取っていける武器になるだろうと考えているからだ。)
さて、我が社では先日国際女性デーのイベントがあった。
当時未だにパソコンが貰えていなかった私は、メールを見てなくてイベントのことを知らなかったのだが、帰ろうと思いエレベーターに向かったところで人事の人に捕まった笑
「今から国際女性デーのイベントやるのよ。楽しいから一緒に来て!」
私はある程度事前に予定を組んでおきたいタイプだが、たまにはこんな急に決まる予定もいい。(そしてこちらも本質からはかけ離れているが、まあいい)
会場になっているカフェテリアに行ってみると、テーブルに2組づつ、ブロックプリントの材料が用意してあった。エコバッグを作るらしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1679140722766-a8zOPiqwj3.jpg?width=1200)
三々五々、人が集まって、講師の説明が始まる。
「説明終わったら、作業始めてね。」と言われているのに、みんなさっさと作業を開始する。
インドの人は話を聞かない笑
よく言えば、早く作業したくて待てないのだ。
各自にブロックプリント用のスタンプを2種類、染料を2色配布してある。基本のデザインは、一つのスタンプを円形に、もう一つを円の中心に配置する。それぞれ違う色を使う。
![](https://assets.st-note.com/img/1679140762177-fpKKovCLfk.jpg?width=1200)
だが、インドの人はクリエイティブだった。
基本のデザインは残しつつも、他の人のスタンプを借りてきて、基本デザインにプラスしてスタンプを押したり、色を混ぜたり、違う色を他の人からもらったり。。。
私はお手本に沿ってきっちり作ったけど、他のみんなが楽しそうにデザインを変えてスタンプを押しているのを、なんとなく羨ましく見ていた。
日本人はどことなく、基本から外れる事に抵抗があると思うが(少なくとも、私はそうだ。)、インドの人は自由に自分の好きなものを追いかける。
向かいの若い女の子が楽しそうに色々試しているのを見て、私もちょっとだけデザインを変えてみた。
そう、感化されたのだ(笑)でもいいことだ。楽しもう。
円形に押したスタンプは黒にしたのだが、一つだけアクセントで赤い色に変えてみた。
本当は押しているうちにうっかり隙間ができてしまっただけなんだけど、一つだけ赤にしてみたら面白いかな、って思った。
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他の人に比べたら、本当にささやかな工夫だけど、自分で工夫したことをデザインに反映できたのが嬉しかったし、久しぶりの工作は楽しかった。
大人になって、仕事を始めると、家事以外で手を動かすことが少なくなるが、時々はクリエイティブな事をしてみるのはいいかもしれない。
いつもは使わない脳を使っていい刺激になった。
バッグはかなりしっかりした作りで、生地も丈夫なので気に入ったのだが、家に帰って気がついたのは、持ち手が長すぎるということだった。
身長150cmの私だと、バッグ部分が腰のあたりまできてしまい、斜めがけもできてしまう笑
このデザインにOK出したの誰。。。。
![](https://assets.st-note.com/img/1679140849636-6TpWYBfPft.jpg?width=1200)
それでも楽しい一日だった。
イベントは国際女性デーの本質とは直接関係なかったけど、もっと女性の良さがありのままに受け入れられる世界になればいいし、同時に男性に対する「男らしさの呪縛」がなくなっていけばいいと心から願う。
だから、自分は日々の生活で、「男らしさ」「女らしさ」にとらわれてしまっていないかを考えながら過ごす様にしている。
一人でも行動していたら、誰かに取って救いになるかもしれないし、誰かの考えが変わっていくかもしれないから。
サポートいただけた場合は、「子供が売られない世界をつくる」を掲げてインドでも活動をしている、かものはしプロジェクトに寄付します。