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離婚成立後の在留資格

少しづつゴールが見え始めてきたので、部屋探しをしたり、ビザの手続きのための問い合わせをしたり、動けるところは動いてみている。

海外に住んでいると、最も大変なのは現地の役所に確認して、法律を自分のケースにあてはめてみて問題ないことを明確にする事だと思う。

管轄が違うと、同じ事についても、全然違う答えが返ってきたりする。

メールなどの書面で欲しいのだが、ケースバイケースで、口頭でしか伝えられないから、と電話でしか受け付けてくれない場合もある。

今、最も気にしているのは「離婚成立後のビザ(在留資格)がどのステータスになって、いつ、どのように手続きをすればいいのか」だ。

なぜかと言うと、今保持しているOCIカードについては、「インド国籍とを持つ者との婚姻により取得したOCIは、離婚とともに返還が必要で、しかも、離婚成立後4日以内に変換しなければならない。」と聞いていたからだ。これが正しければ、離婚成立後、高速で色々な手続きを処理しなければならない。

4日って・・・取得には時間がかかるのに、返還にはこのスピードって何なの。

しかも会社の人事からは「今の雇用はそのOCIに紐づいているから、一度退社して、再度面接などの手続きの上、再入社になる。」と聞いており、そのためには、一時帰国して、日本でビザを取得してから、またインドに再入国、となるらしい。

すごい面倒。

もちろん理屈は理解できるが、もう結婚して20年、インドに来てからも丸6年だ。その間、犯罪に手を染めることもなく(笑)、ちゃんと税金を払っている。離婚してもこのままOCIを保持することを継続させてくれよ、とちょっと思ったりする。ちなみに逆パターンで、夫の場合は、離婚しても日本の永住権の放棄は不要だ。国が違うから仕方ないけど、不公平な気がしてならない。

幸い会社はビザのためのサポートを快く承知してくれたのだが(要はお金がかかる)、一度退社し、帰国して、またインドに戻るという手続きはやはり不安だった。その上、我が社の場合は外国人を雇用するためにはエージェントを通す必要があって、このエージェントの対応がものすごく遅いのだ。その上、費用はバカみたいに高い。日本人の同僚に聞くと、自分で動けば数千ルピーぐらいで済みそうな書類を7万ルピー(およそ12万円程度)も請求し、しかも発行までに数か月かかるという。ぼったくり以外の何物でもない(笑

この費用の高さが、外国人雇用の促進の妨げになっている、と思う。ただでさえ日本人の雇用は高額だと聞いているのに、現場では求められる人材であったとしても、この費用を誰が出すのか?でもめるからだ。なんでこのエージェントを通さないといけないのかが理解できないが、色々事情があるのだろう。

このエージェントの書類発行がものすごく遅いため、再入社までは最低でも2、3か月は期間があくだろう、と言われていた。

無職(つまり無収入)で数か月なんて不安でしかないが、こういった機会でもないと帰国できないし、ゆっくりもできないので、家族や友人に会いに行ってゆっくりしようと思っていた。

しかし、

やっとFRROと連絡が取れて、分かったのは「退職しなくてもビザの発行はできるはず」との事であった。

人事が言っている事と全然違う。。。

FRROが言っているのが会社として対応可能なのかは確認の必要があるが、大前提としては、「辞めずともビザのステータスは変更できるはず」だ。そうなると当然、帰国の必要もなくなる。

仕事は続けたいし、長期間の空白は作りたくないので、これ自体は朗報なのだが、一度「日本に帰らなければならない」→「せっかくだからゆっくりしよう」とスイッチが入ってしまった気持ちは、切り替わらない(笑)

「仕方ないから休もう」と思っていたのに。

まあいいや。もしビザのための帰国が不要ならば、正式に休暇を取って帰国しよう。気が付いたら、前回の帰国からもう5年も経過していた。運転免許もゴールドだったのに更新もできずにいる。さすがに一度帰国して、家族(特に両親)には会いたい。

次は来週の月曜日の調停だ。たとえ夫が裁判所に出頭してなくても、離婚が成立する可能性は半々だ。決着がつくまでは分からない。

週末はまた、他の部屋を見に行ってみよう。



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