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デジタル大国ニッポン??

日本は非常にデジタル化が進んでいると思われていますが、実際そうでない場合も多いと感じます。海外に来て、外から日本を見ているからでしょうか。

前にコロナの予防接種の予約のためのプラットフォームの話を書きましたが、完成形ではないけど、どんどん変化を試し、受け入れていく姿勢は、インドの方が勝っていると言えます。


3年ほど前に、私に知らせることもせず、一人で日本に行ってしまった夫は、仕事の為にマイナンバーカード、そしてその為に住民票が必要で、勝手に私の両親の住所を使いました。昨年になってやっと現住所に住民票を移したのですが、私の実家に住民票を登録していた間の通知は、今でも時々実家に来ています。迷惑な話です。

先月ぐらいから、未納だった保険料の催告書が来ていましたが、納付書がありません。恐らく、納付書は別途送られているはずなのですが、なくしたと思われます。今は東京に住んでいるので、どうやって納付すればいいかを、電話で区役所に問い合わせする必要がありました。

そのため、夫に頼まれてしぶしぶ私が電話しました。夫が日本にいるのに、インドにいる私がわざわざ日本に電話する意味が分かりません。子供たちの安全が確保できたら、絶対にこれらの雑用は断ってやる。

電話をかけると、区役所代表→担当の課に転送→状況確認、で結構待たされました。こっちは国際電話なので、じりじりしながら待ちましたが、結果として、今の住所に納付書を送ってもらうことにしたのが、1か月ほど前の事。

先週になって、夫から「まだ届いていない」と言われ、もやもやとした気持ちに。

日本に行くことにしたのは、夫が一人で決断し、行動したことなのに、困ったことがあると「家族だから」とお願いしてくるのは、なぜなんだろう。家族だから助け合うのは当然という気持ちは理解できるけど、都合の良い、無料の通訳者扱いされている気がしてならない。これからお別れするのだから(少なくとも私はそのつもりだ)、自分で何とかして欲しい。

ともかくにも、これ以上夫と会話をしたくないので、しぶしぶ市役所に電話をかけました。納付書が届いていないことを伝えると、再度送る、との事だったので、送付先の住所を確認して、電話を切りました。

火曜日に投函する、と言っていたので、夫には木曜日か金曜日には届くと思うので郵便物を確認する様に伝えておきました。

すると、金曜日になって「何かが届いたが支払いについてどこにも書いていない」と言う。

「そんなわけないじゃない」と思いながら、届いた郵便物を確認すると、「確認したところ、既に納付済みでしたので、納付書の送付は行いません」と書いてある。

・・・・・なんだ、それは。

通知を読むと、私が再度電話をかけて納付書の再依頼をした時は、既に納付済みで、未納の保険料は無かったのです。電話で伝えれば済む事なのに、なぜそれを教えてくれないのでしょうか?記録の為に、通知を送るのは問題ないとしても、納付書が来ると思って待っているこの数日間は何だったんでしょう。個人情報の保護のためだとしても、無駄であることに変わりはない。なんだかがっかりしてしまう。

各種料金の納付方法も、もう少し検討したらいいのではないかと思います。紙の納付書を郵便で送って、それを基に支払いする、という方法は今の時代にそぐわない気がします。時間もかかるし、環境のためにもペーパーレスを検討するべきだと私は思います。

そんな私も前は現金派でしたが、インドに来てから、デビットカードやGoogle payなどの支払い方法を選ぶことが多くなりました。

インドでは大きなお札を支払いの時に出すと「おつりがない」と言って、断られたり、数ルピーならキャンディで返されたり(いらない。。笑)することもあったので、その面倒を避けるためにもこれらの支払い方法の方が都合がよかったのです。その後、コロナで外出が制限されたことにより、さらにオンラインでの支払いが加速されたように感じられます。使い方さえ気を付ければ、これらの方が早く確実で便利です。

なお、インドで運転している時に警察に捕まって罰金の対象になり、何とか逃れようと「今は現金が無くて・・・。」と言い訳をすると、「大丈夫、大丈夫、デビットカードでも支払えます」と言われ、さっとそのための機械(トップにある画像の機械です)を出されます(笑)変化に強いインドは、罰金もオンラインで支払い可能です。運転する時は気を付けましょう。

日本もインドも、無駄はどんどん省いていけるといいですよね。

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