![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98692475/rectangle_large_type_2_2d57812ee1ac1c725d6d132fa375e5c8.jpeg?width=800)
今日のワンポ (5/6回)~散歩で犬に教えられること~
皆さんは、愛犬との散歩中、犬と言葉のコミュニケーションをとっていますか?
言葉のコミュニケーションといっても様々で、
「ほら、行こう」とか「さあ、もう帰ろう」とか、
「歩くの早いね~」といったものから、
無言でスマートフォンを見ながら(犬を見ずに)の散歩まであるかと思います。
※スマホを見る際は、安全な場所で止まった状態、かつ犬の安全を確保できる状態でお願いします!
かく言う僕も、「寒いから早く帰ろうよ~」などと犬にぼやくことは毎度のことです。
しかし、散歩の時間というのは散歩好きの犬にとってはご機嫌の時間であることが多いので、犬とのコミュニケーションの一環として犬に色々と教えることができます。
犬のしつけや訓練の本を読んだり、動画を見たりしてことがある飼い主さんならご存知かと思いますが、「スワレ」「マテ」「フセ」「コイ」などの、いわゆる「犬のしつけ」で教えるヤツがありますよね。
これらは散歩中に使えると、とっても散歩しやすくなるし、飼い主の散歩マナー向上につながる部分もあるかと思うので、ぜひ愛犬との散歩で使ってほしいと思います。
具体的な教え方は、書籍や動画がたくさんありますので、そちらに譲るとして、僕が実際の散歩でどのように活用しているかをご紹介します。
◆「スワレ」
これをよく使うシーンは、排泄物の処理の時です。
排泄を完了した犬は、ウロウロと動き回りがちですが、
後処理をしている飼い主としては、犬に動かれるとやりづらいのですよ。
そこで、スッキリ顔の犬に「スワレ」と伝えてその場に座って待っててもらいます。
この方法は、排泄物の後処理がやりやすくて便利です。
他に、人や他の犬とすれ違うときにも使います。
道の向こうから人や犬がやってくれば、犬ははしゃいだり興奮しがちです。
我が家の犬たちも、人や犬とすれ違うときは興奮してはしゃぐのですが、
はしゃぎ出す前に「スワレ」と伝えて座って待つように教えています。
犬も人と同じで、立った状態や歩きながらの状態より、
座っていたほうが気持ちが落ち着くので、興奮がかなり抑えられます。
日々の散歩の時間で、同じシーンに何度も遭遇しているうちに、
犬も座って落ち着くことを覚えてくれました。
ただ、難点は犬を座らせている間に、
すれ違う犬をやり過ごしたいという、こちらの意図に反して、
挨拶をさせてくれようとしてくれる飼い主さんだった時です。
その場合は、大変申し訳ないのですが「訓練中ですのでごめんなさい」と、
犬の挨拶を辞退させていただいています。
※解除コマンドを出してから挨拶させるのもアリなのですが、
「スワレ」を解除されたタイミングで興奮してしまうので、
挨拶は辞退することを原則にしています(例外もあります)。
実質は「スワレ」+「マテ」なのですが、
解除コマンドである「OK」を伝えるまでは、
「スワレ」の状態で待つという決め事にしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1677121024336-weWMMppfGP.jpg)
◆「マテ」
これも便利なコマンドです。
よく使うシーンは、散歩中に犬が先行して歩いている状況で
曲がり角に差し掛かったり、
道の向こうに、こちらに気づいて興奮した犬がいたりした時です。
犬が先行した状況で曲がり角に差し掛かりそうなときは、
「マテ」と声をかけると、犬は止まって「ん?どうした?」といった様子で
アイコンタクトを取ってくるので、
そのタイミングで「おりこうさんだね」と褒めてあげてから、
曲がり角で「右、右だよ」とか「まっすぐね」とかを犬に向かって伝えると
伝えた通りに歩いてくれます。
道の先に、興奮してはしゃいでいる犬を見つけたら、
「マテ」と伝えて犬に止まってもらい、
引き返して迂回するか、そのまま進むかを考えたりします。
![](https://assets.st-note.com/img/1677121352488-frgHdPRqi0.jpg?width=800)
◆「コイ」
僕的には、犬に絶対教えるべきコマンド No.1 だと思っています。
そして、このコマンドだけはどんな状態でも完璧に従ってくれるように教えるべきだと思います。
何故かというと、犬を事故に合わせない、犬の逃走を防ぐなど、
愛犬の安全や、他の犬の安全、人の安全に関わってくるからです。
散歩中に、排泄物の後処理をしている隙に犬が走り出し、
リードが手からすり抜けてしまった……という状況は比較的起こりやすいかと思います。
飼い主が、何かに気を取られた瞬間、他の何かに興奮した犬が急に走り出し、
リードが手からすり抜けてしまった……という状況も起こりやすいように思います(経験あり)。
力の強い犬だと、走り出した瞬間の加重でリードが切れてしまう、
リードのナスカンが破壊されてしまうということもあります(経験あり)。
愛犬の安全と、愛犬以外の安全という面からも犬を呼び戻せるということは重要です。
しかし、そういうネガティブ寄りの用途ではなく、
シンプルに犬と遊ぶ時に使えると楽しさが増しますし、
ドッグランでも自分の犬を呼び戻せると、ちょっと気分いいですよね。
やや長くなってしまいましたが、「スワレ」「マテ」「コイ」は僕自身の散歩でよく使うコマンドです。
散歩に出かけるとき、一握りのオヤツを持って出かけて、
他の通行人や車が通らない場所やタイミングで、
少しづつ継続的に教えていくと良いと思います。
犬に何かを教えたことが無い飼い主さんであれば、
最初はドッグスクールに通って基本的なことを教えてもらうだけで、
愛犬との暮らしがより豊かなものになるきっかけになるのでは、と思います。
愛犬との素敵な時間をお過ごしください。
ではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?