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今日のワンポ (1/6回)~Walking with my dog日記~

犬の散歩は家事ではない

犬の散歩について思うところがある。
犬と暮らしたことがない人の中には、犬の散歩は家事の一部だと思っている人がいるのではなかろうか、と。
先日、知り合いから「犬の散歩、たまになら行ってあげますよ」と言われたことが、上記の思いに至った発端だった。
つまり、その知り合いは「家事が大変なら手伝いましょうか」というニュアンスで申し出てくれたのだ。
ありがたい申し出であったが、丁重にお断りさせてもらった。
僕にとって犬との散歩は、家事でも運動でもなく、犬とコミュニケーションをとる重要な時間でなのだ。
そのため、ペットホテルなどに預ける場合を除いては、自分以外の人間に散歩を任せる気にはなれないのが正直なところ。
他人に自分の犬のリードを預けるなんて不安で仕方ないのだ。
これ、家の中で犬と暮らしている人の多くは同じ気持ちだと思うけどどうだろうか。

現在、7歳のジャックラッセルテリア♀(通称ジャッキー)と6歳のイングリッシュコッカースパニエル♀(通称インギー)の2頭が私の家で暮らしていて、散歩のときは、ジャッキーが私の左側を、インギーが私の右側を歩く。
犬は人の左側を歩かせる、というのが脚側行進の基本だが、2頭ともコマンドを利かせれば脚側行進はできるし、2本のリードを片手にまとめて持つと個別に合図を伝えられないので不便なのだ。
ジャッキーは周囲に漂っている匂いを次から次へと追いかけてグイグイ進むので、引っ張り出す直前に足を止めてリードを固定する。するとジャッキーも止まり、こちらを見るので「イイコ」と声をかけて再び歩き出す。犬が「あ!なんだこの匂いは?行ってみよう」と思った瞬間に対応できるようにしたいのだ。
逆にビビりで内弁慶なインギーは、散歩中は私の速度にぴったり合わせて歩く。インギーはアジリティーをやっているので、人の前に出て走ってもらいたい場面もあるため、私より前に出たら「そうそう、いいね!」と言葉をかける。
つまり、左手は、犬の引っ張りに備え、右手は犬を前に送り出しやすいようにしているわけだ。
2頭同時に別々のことをやるので、効果は薄いが双方ともなんとなくこちらの意図は理解しているようである。
別々に散歩に連れ出して、上記のことをやると一緒に散歩している時よりだいぶ明確に反応してくれる。

すこし疲れた様子が微笑ましい

また、散歩中曲がり角に差し掛かったら、右に曲がるときは右側のインギーに「右、右」と声をかけ、左に曲がるときは右側のインギーに「左、左」と声をかける。そして曲がりながら「そうそう、おりこう」と声をかける。毎回の散歩でやっているため、曲がり角にきたときには指示された方向に顔を向けるようになったのだ。
ちなみに、左側にいるジャッキーについては、この時リードの緩め具合で曲がれるようにコントロールしている。

インギーがアジリティーをやっていることは先ほど述べたが、、散歩中の声掛けや動きに応じて褒めてあげている成果も出始めている実感があるので、やはり散歩は重要なのだ。

そんなわけで、散歩は家事ではなく、大事なコミュニケーションの時間なのである。


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