視覚言語日記 #02

今日は、手話話者向けの謎解きゲームのリハーサルに参加しました。
リハといっても、明日からの本公演に向けて一般の方をご招待。なので、午前中はメンバー全員で、会場の設営をやっていたよ

今日は、備忘録で

1. 手話話者のグラデーション
同じ手話話者でも、
・健聴者の口の動きを読める人
・音声言語もできる人
・音声言語で補足しながら手話をする人
・手話で捕捉しながら、音声言語を使う人
など、それぞれの手話度合いとでもいえようか、さまざまだった。手話話者といっても一様に手話を使うのではないということが、実感値として少しわかったように感じる。


2. 手話を話せますか?と聞かない自分が現れた
手話話者と、おそらく口で話すこともできるのだろう人が入り混じっている空間。初めての設営現場で、細かい装飾が分からない私は、手っ取り早く聞くためのコミュニケーションも取れただろう。

普段、口で話す自分にとっては、話せる方いますか?と聞くのが効率的かもしれない。でも、この現場にいたときは、「"そうさせない自分"が自分にやってきた」のだ。これは、ちょっと驚いたな。

手話を話せるように聞けるようになりたい自分もいたし、なんとなく野暮だなあと思った。この感覚が自分の中にいきなり立ち現れてきて、どこにいたのそんな感覚!みたいに狐につままれたみたいな気持ち

3. 手話の強弱=動き
手話の人は表情や動きがあって楽しいのだが、こんなに動かせるのなんでだろうと思っていた。が、音声言語を使う人も力んだり、声が大きくなったりするよな、と思うと合点がいった


4. 手話ができない、無口な自分

雑談の時間がちょっと苦手だ。手話ができないうちは、内容がわからないし、気にしないで輪にいても、気を使わせて盛り下げてしまうかもしれない、と思ってしまう。
手話は目を見て話す言語だ。だから、喋れない自分は目を逸らすことが多い。今の自分はすっっっっごい無口な人にみえるんだろうなあ


昨日、友人たちとご飯に行った際に
「フィジカルコミュニケーションが好きなんじゃない?」とふと言われた。
そうなのかな〜いつか掘りたいメモ。

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